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【在宅活動】私達、薬剤師が始めた理由

2015年12月15日 07:00

知り合いの看護師兼ケアマネの相談から

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病院勤務時代に知り合った、ケアマネもしている看護師から「認知障害があるため薬がばらばらになっていて残薬もある。本人は薬の管理ができずヘルパーさんが困っている患者さんがいるんだけど」と相談を受けたことがきっかけです。薬剤師が介護保険で在宅に訪問することができると伝えると、支給限度額がいっぱいだから薬剤師には依頼できない、とのこと。薬剤師の在宅活動は支給限度額管理の対象にならないことを説明して、それならばとお願いされました。初めての在宅活動が、ケアマネに薬剤師の活動を説明して納得してもらうことから始まったのが印象的でした。もっと薬剤師の在宅活動を知ってほしいと強く思っています。

訪問診療希望の患者さんに対応して

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これからは"待つ薬局"から"出ていく薬局"になるべきだと思ったからです。なぜ訪問診療に薬剤師が同行しないのかと。

在宅活動が積極的な薬局に就職してケアマネ取得

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出産・育児休職から復職した時にめぐりあった薬局が、"薬剤師はもっと患者さんの生活まで関わることにより、本来の職能を発揮できる"という考えのもと、居宅支援事業所を併設していました。そのような環境の中で私もケアマネの資格を取り、利用者さんの居宅療養管理指導をしたのが在宅活動を始めたきっかけです。

医師から打診があって始めました

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在宅を始めたのは1995年頃。近隣の医療機関が在宅総合診療を実施しており、在宅患者さんへの薬の調剤ができないかとの打診があり、始めました。

設備を整えて、 医療機関に営業へ

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超高齢社会の到来を見据え、クリーンルーム、クリーンベンチを設置して在宅医療対応の準備を整えていました。実際に始めたのは、医療機関に営業に行き、依頼を受けてからです。現在は介護用品の販売などの生活全般のサポートから看取りまで行っています。

ケアマネを取得して他職種と顔見知りになったことがきっかけに

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自分のスキルアップのためケアマネの資格を取得してから、地域の介護認定審査委員や薬剤師会の在宅の委員などを引き受けることが多くなりました。そこで、他職種とのつながりができて依頼が来るようになり、在宅活動を始めました。

医師が薬局に訪ねてきました!

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今後の薬局に必要な業務と考え、歩行困難な方や医師が往診している患者さんを対象に働きかけていましたが、訪問依頼は少なく、なかなか進みませんでした。そんなとき、突然往診医が来局して「往診した後に薬を取りに来てもらったり、届けたりするのが患者もクリニックも負担なので協力してほしい」と。それから急激に進みました。

近隣医療機関の医師から直接依頼がきました

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「患者さんが住み慣れた場所で暮らしていけるよう、薬物治療を軸に支援していく」という職場の方針があり、また、往診を手広く展開していた近隣医療機関から要望があったことがきっかけです。当時は、在宅での診療報酬が認められたばかりの時期で、まさに「時代の流れ」だったと言えます。現在は、医師だけでなく、看護師やケアマネ、ヘルパー、そして薬局スタッフが得た情報を共有することで在宅活動に繋げています。

患者宅に伺うことが日常的な薬局に就職して

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入社時(13年前)から配薬をしている薬局でした。取りに来られない→自宅や施設に持っていく、が自然な環境の中で、患者さんやご家族とも関わり、一緒に笑ったり、泣いたり...。辛く悲しいこともいっぱいあるけれど、その人らしく生きることに関われる大切な仕事だと思っています。

在宅専門薬局に就職

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留学先のカナダで薬剤師が血糖値測定や検査値データを元に患者さんに健康指導をしているのを見て、日本でも患者さんにより深く関わることができる薬局を、との思いで就職先を探し、今の在宅専門薬局に出会いました。最初は近隣の施設から依頼がきて、今では口コミで医師やケアマネから個人宅の依頼がきています。1人薬剤師ですが、特に不安などを感じずに今に至っています(^^)。

[PharmaTribune 2014年3月掲載]

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