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2015年の花粉飛散シーズンを振り返る-1 花粉症の症状の特徴

2016年01月18日 13:30

2015年の花粉飛散シーズンを振り返る-1 花粉症の症状の特徴

 スギ花粉症に対する舌下免疫療法が臨床導入されて1年になる。そこで、同療法を実施した経験があるMedical Tribuneウェブ医師会員135人を対象に行った調査〔耳鼻咽喉科、アレルギー科など、調査期間は2015年10月15〜22日〕と、スギ・ヒノキの花粉症患者225人を対象に行った調査(調査期間は10月16〜19日)の結果から、2015年春の花粉飛散シーズンにおける症状や、喘息など他のアレルギー疾患合併例の症状の特徴、花粉症診療のエキスパートが実践する経口薬、点鼻(鼻噴霧用)薬、点眼薬を用いた治療の在り方、患者と医師それぞれに聞いた花粉防御策の実際などについて探った。

2015年の花粉飛散シーズンの特徴

眼を中心に痒みを伴う訴えや喉の症状に関する訴えが多い

 まず、医師135人を対象に行った調査結果から、2015年の花粉飛散シーズンにおいて患者が訴えていた症状について聞いたところ(複数回答)、花粉症の三大症状〔くしゃみ、鼻水(鼻漏)、鼻詰まり(鼻閉)〕は、全体では8割以上、通年性アレルギー性鼻炎との合併患者でも回答が多かった。眼の痒みは全体では73.3%と多く、通年性アレルギー性鼻炎合併例では42.2%と少なかった。咳は喘息合併患者では52.6%と多かった()。

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図 飛散シーズンにおける花粉症の症状(医師調査、複数回答)

患者調査では「眼の痒み」の訴えが最も多い

 患者225人を対象に行った調査結果から、三大症状以外でひどかった症状を見ると(複数回答)、患者調査から、花粉症の三大症状〔くしゃみ、鼻水(鼻漏)、鼻詰まり(鼻閉)〕、鼻症状以外でひどかった症状を見ると(複数回答)、いずれの年代も「眼の痒み」が8割以上で、20歳代では「鼻詰まり等で熟睡できない」、30~40歳代では「目の充血」、40歳代では「集中力の低下・落ち着かない」、舌下免疫療法を受けたことはないが興味を持つ患者では「全身のだるさ・倦怠感」「鼻詰まり等で熟睡できない」「集中力の低下・落ち着かない」が目立った()。

表 鼻症状以外で、2015年春の花粉飛散シーズンでひどかった症状(患者調査、複数回答)

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