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第7回 グラフは上手に強調すべし!

2016年05月17日 15:30

 研究成果の発表では、グラフを使用することが多いと思います。今更ですが、グラフとは数量の時間変化や大小関係、比率・割合などを、視覚的に表現した図です。視覚的に表現するのは、生データを表示するよりも、わかりやすくするためです。

 PowerPointではExcelで、Keynoteではグラフ機能でグラフを作成することが多いでしょう。グラフそのものの作成方法は、それぞれのソフトの解説書を見てもらうことにします。

 Excelで作成されるデフォルトのグラフは、かなり不細工なので、スライドに貼り付けるときはかっこよく修正する必要があります(図1)。

1504001_pho1.jpg

Excelだけでもこのくらいのグラフはつくれます
図1

 プレゼンのスライドに配置するグラフでは「何を強調したいのか?」ということにポイントを置く必要があります。

棒グラフ

 棒グラフは量の大小関係を表します。棒の色は強調するところ以外は地味にしておき、強調部位のみに目立つ色にするわかりやすくなります。

 図2は、大腿骨頸部・転子部骨折の発生率(/10万人)の国際比較のグラフです。このグラフで日本と欧米とを比べたいのなら、日本のみを目立つ色のグラフにしてもよいです。白い背景にすれば、青や赤をグラフ色にすることも可能です。

 また、タイトルには提示したグラフが何を示すグラフかを書くのが普通ですが、下の2つのグラフのように示したいメッセージを書くという方法もあります。さらに、強調したい部分には数値を書き込むという方法も有用です。

1504001_pho2.jpg

棒グラフの強調。上から、原図、日本のみを強調した図、白を背景にした図、青と赤を棒グラフに使ってメッセージを入れた図、強調する棒グラフに数値を入れた図
図2

折れ線グラフ

 折れ線グラフは、増減を表します。折れ線グラフは1つの群についての連続的な変化を示すものです。他の群と比較するには異なる色にするか、点線・破線にするしかありません。色で群分けしようとすれば、折れ線グラフでは多色になります。2群以上を比較する場合には凡例を付けますが、Excelのデフォルト表示のようにグラフから離れたところに凡例があると、折れ線グラフでは特に見にくくなります。折れ線グラフの右端に合わせて表示する方がわかりよいです。

 さらに、棒グラフのときと同じように、強調したい部分以外を地味な色にし、強調したい数字を表示するという方法も使えます(図3)。

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