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SGLT2阻害薬の適正使用に関する Recommendationが改訂

2016年05月19日 11:30

 日本糖尿病学会「SGLT2阻害薬の適正使用に関する委員会」は、5月12日、「SGLT2阻害薬の適正使用に関する Recommendation」を改訂したと発表した。前回の改訂は2014年8月29日だったが、副作用情報や高齢者の特定使用成績調査の結果を踏まえ、その使用にあたっての重要な注意点についてアップデートを行ったという。

Recommendation

  1. インスリンやSU 薬等インスリン分泌促進薬と併用する場合には、低血糖に十分留意して、それらの用量を減じる。患者にも低血糖に関する教育を十分行うこと。
  2. 75歳以上の高齢者あるいは65歳から74歳で老年症候群(サルコペニア、認知機能低下、ADL低下など)のある場合には慎重に投与する。
  3. 脱水防止について患者への説明も含めて十分に対策を講じること。利尿薬の併用の場合には特に脱水に注意する。
  4. 発熱・下痢・嘔吐などがあるときないしは食思不振で食事が十分摂れないような場合(シックデイ)には必ず休薬する。
  5. 全身倦怠・悪心嘔吐・体重減少などを伴う場合には、血糖値が正常に近くてもケトアシドーシスの可能性があるので、血中ケトン体を確認すること。
  6. 本剤投与後、薬疹を疑わせる紅斑などの皮膚症状が認められた場合には速やかに投与を中止し、皮膚科にコンサルテーションすること。また、必ず副作用報告を行うこと。
  7. 尿路感染・性器感染については、適宜問診・検査を行って、発見に努めること。問診では質問紙の活用も推奨される。発見時には、泌尿器科、婦人科にコンサルテーションすること。

 上記1について、SU薬にSGLT2阻害薬を併用する場合には、DPP-4阻害薬の場合に準じて、以下の通りSU薬の減量を検討することが必要である。

  • グリメピリド2mg/日を超えて使用している患者は2mg/日以下に減じる
  • グリベンクラミド1.25mg/日を超えて使用している患者は1.25mg/日以下に減じる
  • グリクラジド40mg/日を超えて使用している患者は40mg/日以下に減じる

 2については、これまで「高齢者への投与は慎重に検討されること」とされていたが、より具体的な推奨が示されている。

 元文献はこちら

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