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【海外情報】アスピリン抵抗性が脳梗塞の重症度に関係

2016年06月13日 11:15

【海外情報】アスピリン抵抗性が脳梗塞の重症度に関係

 脳梗塞発症前にアスピリンを服用していた患者のアスピリンに対する抵抗性は脳梗塞の重症度および梗塞の大きさと関係すると、韓国のグループがNeurology2016; 86: 1808-1817)に発表した。

アスピリン抵抗性では神経障害がより重度、梗塞サイズも増大

 脳梗塞のリスクが高い患者には、予防のためにアスピリンが用いられることがある。同グループは、アスピリン服用中に初回の急性脳梗塞を発症し48時間以内に入院した310例を対象に、アスピリン抵抗性(アスピリン反応単位550以上)と米国立衛生研究所脳卒中スケール(National Institutes of Health Stroke Scale: NIHSS)スコア*で評価した脳梗塞の重症度、MRI拡散強調画像で測定した梗塞サイズとの関係を検討した。

*NIHSSスコア:脳卒中スケールの1つ。42 ポイント尺度。神経障害が重度なほどスコアが高い。

 86例(27.7%)がアスピリン抵抗性と判定された。解析の結果、アスピリン抵抗性群は非抵抗性群と比べNIHSSスコアの中央値が高く(6ポイント対3ポイント、P<0.001)、梗塞サイズの中央値も大きかった(5.4cm3対1.7cm3、P=0.002)。

 多変量中央値回帰分析では、アスピリン抵抗性はNIHSSスコアの2.1ポイント上昇および梗塞サイズの2.3cm3増大と関係していた。

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