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【海外情報】長期の経口避妊薬がクローン病の進行にも影響

2016年06月28日 15:45

【海外情報】長期の経口避妊薬がクローン病の進行にも影響

 経口避妊薬の長期使用はクローン病の発症だけでなく進行にも影響を与えると、米国とスウェーデンの共同研究グループがGastro­enterology2016; 150: 1561-1567.e1)に発表した。

関係性は、コンビネーションピルに限定

 経口避妊薬の使用は、クローン病の発症と関係すると報告されている(Gut 2013; 62: 1153-1159)。しかし、経口避妊薬使用のクローン病進行への影響は明らかにされていない。同グループは、スウェーデンの全患者登録(2002〜13年)と処方薬登録(2005年7月〜13年12月)から、女性クローン病患者4,036例の経口避妊薬使用と、クローン病の進行による初回手術との関係を検討した。

 中央値58カ月の追跡で、482例がクローン病の進行と関連する初回手術を受けていた。経口避妊薬非使用群と比べた経口避妊薬使用群における多変量補正後の手術のハザード比は、3年を超える長期使用群では1.68(95%CI 1.06〜2.67)と有意に高かった。

 この関係性は、一般的に用いられているコンビネーションピル(卵胞および黄体ホルモンの両方を含有)に限定された。経口避妊薬使用によるステロイド処方率の上昇は見られなかった。

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