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【海外情報】スタチンで活動性結核のリスク低下

2016年07月13日 18:30

  スタチンの使用により活動性結核の発症リスクが低下すると、台湾のグループがThorax2016;71: 646-651)に発表した。

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処方期間が長いほど抑制効果は長い

 疫学データで、スタチンによる呼吸器感染症の臨床転帰改善が示唆されている。同グループは、スタチンの使用が活動性結核のリスク低下と関係するかどうかを検討した。

 1999〜2011年の台湾国民健康保険のレセプトデータベースを用いて、新規結核患者8,098例とマッチする非結核の80万9,800例を含むコホート内症例対照研究を行った。スタチンの使用を現在の使用、最近の使用、過去の使用、年90日を超える長期使用の4タイプに分類し、未補正と75の潜在的交絡因子およびDisease Risk Score(DRS)で補正した結核の発症率比(IRR)を算出した。

 その結果、4タイプのスタチン使用群の全てで活動性結核のリスク低下が認められた。リスクの低下は長期スタチン使用群が最も大きく、IRRは未補正で0.74(95%CI 0.63〜0.87)、交絡因子およびDRS補正後はそれぞれ0.66(同0.56〜0.78)、0.62(同0.53〜0.72)であった。

 スタチンの長期使用と現在の使用の効果は酷似していた。スタチンによる活動性結核の抑制効果は処方期間が長いほど大きかった。

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