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【海外情報】高齢者の抗精神病薬に大腿骨骨折リスク

2016年07月15日 14:30

 高齢者の抗精神病薬使用による大腿骨近位部骨折のリスク上昇が認められると、ノルウェーのグループがJ Am Geriatr Soc2016; 64: 1203-1209)に発表した。

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非使用時に比べ2倍以上高い

 同グループは、1945年以前に生まれたノルウェー全在住者90万6,422例を対象に、抗精神病薬の使用と大腿骨近位部骨折との関係を検討した。2004〜10年のNorwegian Prescription Databaseと2005〜10年のNorwegian Hip Fracture Registryのデータを用いて、抗精神病薬使用時と非使用時の大腿骨近位部骨折の発症率を標準化罹患率比(SIR)により比較した。

 2005年時点で60歳以上だった対象90万6,422例中3万9,938例(4.4%)が、2010年までの追跡期間中に大腿骨近位部骨折を経験していた。解析の結果、抗精神病薬使用時は非使用時と比べ大腿骨近位部骨折のリスクが2倍以上高かった(SIR 2.1)。サブグループ別のSIRは第一世代抗精神病薬が2.0、第二世代抗精神病薬が2.2、血中プロラクチン値を上昇させやすい抗精神病薬が2.0、上昇させにくい抗精神病薬が2.4であった。

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