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第13回 優れた芸術家は真似る、偉大な芸術家は盗む

2016年09月06日 10:45

 Power Pointでは、背景に合った色設定をあらかじめ決められた組み合わせの中から選択することも可能なのですが、なぜか今ひとつ洗練されていない配色になっているように思います(そう思うのは私だけでしょうか?)。前回、ジャッドの色相調和の原理に基づいて、誰にでも好かれる配色の例を幾つか挙げました。「なんだか理屈っぽくて面倒だなぁ」と、感じられた人が多いのではないでしょうか? そこで、今回は配色についてとっておきの奥の手をご紹介することにします。

かっこいい配色をそのままマネてしまえ!

 「優れた芸術家はまねる、偉大な芸術家は盗む」

 パブロ・ピカソの名言です。スティーブ・ジョブスも使っていましたね、この言葉。

 きれいで見やすい配色を見つける簡単な方法は、世の中にあふれるかっこいい配色をそのまま盗んでしまうことです。「盗む」が悪ければ、「まねる」にしましょうか(偉大にならなくても、優れているだけでいいですよね)。

 例えば、図1は、コンビニエンス・ストアのロゴの配色をそのまままねた配色です。つい先日、色についても著作権が成立するうんぬんの話題が上りましたが、おそらくよほど斬新な配色でない限り、プレゼンのスライド配色に色構成を借用しても、問題にはならないと思います。

1509059_pho1.jpg

コンビニの配色をまねたスライド。上から順に、ローソン、ファミリーマート、セブンイレブンです

図1

 もう少しやってみましょう。図2は何の配色をまねたか分かりますか?

1509059_pho2.jpg

図2 配色をまねたスライド。上から、ANA、BMW、阪神タイガースです

 なぜ、「阪神タイガーズ」でなくて「阪神タイガース」なのかは分からないのですが...

 2色、3色を使った企業ロゴでは、前回紹介したジャッドの「秩序の原理」「明瞭性の原理」にのっとった配色になっていることが多いはずです。ロゴだけでなく、商品のパッケージ・デザイン看板・標識など、私たちにヒントを与えてくれるものは無数にあります。

 逆に、ジャッドの4つの原理は、私たちが目にする無数の色の組み合わせの中から、多くの人がきれいだとか好きだと感じる色の組み合わせをabstractionした結果であるともいえますね。

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