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第15回 近頃の若い者は...

2016年10月26日 11:15

 まずは、ご質問のメールから。

「未だに、ゴチャゴチャしたスライドが良いと思っている医師が多くいます。若手の先生が、研究会などで発表するときに、私は、かなりそぎ落とすよう指導するのですが、事前の検討会で中堅の先生の指導が入るとまたゴチャゴチャに戻ってしまいます。

 黙ってみているのですが、何か気づきを与える方法はないでしょうか?

 おそらくは彼(中堅のDr.)自身がそのように指導されてきたため、それを変えられないのだと思っています。それを打ち破るような、決定打が欲しいところです」(京都府、小児科)

ジェネレーション・ギャップ?

 ぜひ、その中堅の先生に拙著を購入してプレゼントしてください!と、言いたいところですが(笑)、ゴミ箱に捨てられても困りますからやめておきましょう。

 冗談はさておき、質問してくださった先生に限らず、また、プレゼンテーション手法に限らず、ありがちな光景ではないでしょうか。ジェネレーション・ギャップですかね?

 若手の先生が、大きな文字や余計な情報をそぎ落としたシンプルなスライドで学会予行(予演)を行うと、従来型のプレゼン・スライドに慣れ親しんだ指導者レベルの先生が修正を加える。その結果、せっかくシンプルにしたスライドは跡形もなく、箇条書きを多用したスライド、小さな文字で情報が詰め込まれたスライド、矢印がいっぱいのスライドに変更されてしまうという状況でしょう。予行後に、「近頃の若いやつは、ヘンなスライドをつくりやがって、そもそも学会でのスライドってのはねえ...」と、まあ小一時間くらいは説教されるかもしれませんね。知人の整形外科医も、先輩から「そんなに大きな文字にしなくていいだろう」と、指摘されたと言っていました。私:「修正したの?」、彼:「しませんよ」でしたが。

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