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キイトルーダに劇症1型糖尿病の注意喚起

2016年10月26日 09:30

 厚生労働省は10月24日、日本医師会や国内関連学会、各都道府県衛生主管部などに対して、免疫チェックポイント阻害薬ペムブロリズマブ(商品名キイトルーダ®)使用時の劇症1型糖尿病に関する周知を行うよう、注意喚起を行った。同様の作用機序を持つニボルマブ(商品名オプジーボ)については、今年(2016年)1月28日付けで同省により同じ趣旨の注意喚起が行われている。

糖尿病専門医との緊密な連携などにより、早急な対処を

 ペムブロリズマブは今年9月28日、国内ではニボルマブに次ぐ抗PD-1抗体として、根治切除不能な悪性黒色腫を適応として承認された。

 劇症1型糖尿病は、糖尿病症状発現後1週間前後以内にケトアシドーシスに陥るなど、急激に重篤化し、適切な処置をしなければ死亡に至るリスクが想定される。よって、早期発見および迅速で適切な治療が必要となる。

 そのため同省は、同薬使用中に急激な血糖値の上昇、もしくは口渇・多飲・多尿・体重減少・全身倦怠感・意識障害などの糖尿病症状の出現が認められた場合には、糖尿病専門医との緊密な連携の下で早急な対処を行うなど、早期発見や適切な治療を速やかに行うことが必要である、と呼びかけている。

 免疫チェックポイント阻害薬は、がん細胞がかけた免疫ブレーキを解除して免疫反応を回復させる薬剤だが、過度の免疫反応に起因する副作用の発現の可能性がある。同省では、こうした免疫チェックポイント阻害薬の副作用を含む安全性について注視していきたい、としている。

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