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第16回 アライメントを整える

帝京大学整形外科学教室 渡部欣忍

2016年11月30日 10:15

 整形外科では、「アライメント」(alignment)という用語がよく出てきます。骨・関節の配列、骨の並び方のことです。例えば、下肢を正面から見たときのO脚とかX脚と言えば、整形外科医以外の人でもピンときますね。動詞の align は、「~を一直線にする、一列に整列させる」という意味ですね。スライドの中では、文字や図などの要素の配列を意味します。これをきれいに整列させると見やすいスライドになります。

文字ぞろえ、文字枠を整える

 図1は、骨折した骨が癒合しない3大原因を示したスライドです。タイトル部分も、3つの原因部分も初めのスライドではズレていますね。特別な効果を狙う場合を除けば、いずれも左ぞろえあるいは右ぞろえにした方が見やすくなります。格好よく央ぞろえにするのは意外に難しいので、よほど自信がある人を除けばよした方がいいです。特にこのスライドでは背景の右側に困っている(悩んでいる)女性の写真が張り付けられているので、文字は左側に集める方が見やすくなりますね。

1507008_pho1.jpg

図1 文字ぞろえの例。2番目は中央ぞろえ、3番目、4番目は左ぞろえ。

 ちなみにこの背景は、女性の写真の上に透明度を調節した色を重ねてあります(今回のテーマ「アライメントを整える」とは無関係です)(図2)。

1507008_pho2.jpg

図2 今回のテーマからは離れますが、写真を使った背景。元の写真(上)。紫ベースのグラデーション(中)、灰色ベース(下)の背景をそれぞれ不透明度80%に設定して、写真を重ねてつくった背景。写真のない背景でもいいが、少しアクセントを付けたスライドもいいかも。

 発表では、文字を枠で囲んだ要素を並べる場合があります。図3はデバイスラグの問題点をお話ししたときのスライドです。3つの要素は「輸入・開発」「薬事申請」「認可」と、それぞれ文字数が異なります。文字数に合わせて囲む枠の大きさを変えると、少々不細工になってしまいます。このような場合には、枠の大きさを同じにして並べる方が見やすくなります。さらに多くの場合、矢印はできるだけ目立たさないのがスライドを見やすくするコツです。

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