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感染症対策 Vol.2 インフルエンザの患者対応と服薬指導編

2016年12月09日 10:30

 佐賀県伊万里市の川東カイセイ薬局での、インフルエンザを中心とした感染症対策。小児科からの処方箋が多い薬局ならではの取り組みや服薬指導のコツがあるようです。Vol.2では、インフルエンザ患者への服薬指導や、慎重に対応している患者について紹介していただきます。

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川東カイセイ薬局
(佐賀県伊万里市)
田中智行 氏

◆異常行動についての説明

 インフルエンザ患者の異常行動の原因は、薬の副作用であるか、インフルエンザに起因するのかが明らかになってはいないことを説明します。また、小児での報告が多いこと、発熱から2日間は特に注意するべきであることを伝えます。

具体的な異常行動

  • うわごとをいう
  • 急に泣き出す
  • 急に動きだす
  • 手足をばたつかせる

◆タミフル®DSの服薬方法

 苦みが強いため、小児は服薬を嫌がることがあります。しっかりと飲みきれるような工夫を提案しています。

⊿小分けにして粉が口の中に残らないようにする

⊿飲食物と混ぜる

  • 団子にしてチョコレート系のアイスと混ぜると薬の味が分かりにくくなります
  • 冷たくすると薬の味が分かりにくくなります
  • 主食には混ぜないようにすることが重要です(味がかわることで、ご飯、ミルク、離乳食を嫌いにならないように)

◆吸入指導箋を調剤の待ち時間に見てもらう

 処方箋を受け取ったら、吸入指導箋と機器見本を渡し、薬を待つ間に実際に触ってもらいます。その後、服薬指導時に吸入方法を説明し、薬を渡します。

◆解熱剤について

 解熱が目的ではなく、症状がつらいときに使用する旨をお伝えします。基本的には、処方されたアセトアミノフェン製剤を使用するように伝えます。

◆副作用に患者やご家族が不安を感じる場合

 抗インフルエンザ薬を飲まなくてもインフルエンザは治ります。発熱時間の短縮、特に小児は重症化を防ぐ目的で服用します。服薬に不安があるようなときには、薬局に一報いただけるよう伝えています。

◆特に慎重に対応している患者

⊿1歳未満のインフルエンザ患者

 1歳未満の患者に抗インフルエンザ薬が処方されている場合には、安全性や添付文書情報について医師からの説明を受け、それを了承したかをご家族(付き添いの方)に確認しています。

⊿熱性けいれんの既往がある患者

 けいれんが起きたらすぐに救急病院を受診するように伝えます。

インフルエンザシーズンの商品棚紹介

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《アクアソリタ(経口補水液)》 
子供には、フルーツの味が好評です
《ノロパンチ(アルコールジェル)》 
スタッフの手指の消毒にも使用しています
《クレベリン》 
二酸化塩素が空間中のウイルス、菌を除去するといわれています
《ササヘルス、ササマスク(マスク)》
使用されているクマザサ抽出液は、試験管試験で抗ウイルス・抗菌作用が確認されています

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