みやQのハッピーな職場って?

何のために働く?譲れるもの、譲れないもの -1

  • 2017年03月09日公開
  • (2017年03月09日更新)

こんにちは!卒業・入学シーズンですね!お子さんの入学・進学・就職で生活の環境が大きく変わる方も多い季節がやってまいりました。それに伴い、転勤を控えたり転職をしたりする方もいらっしゃるでしょうか。今回は「求職」、「採用」をテーマに、ハッピーな職場をどうすれば作っていけるのか、考えてみます。

今回は以下の内容でお話を進めていきます。
・採用にまつわる「ハッピーではない」ケース
ハッピーな職場作りのために、採用の場面でできること

◆「ハッピーではない」採用のケーススタディ

採用面接の場面でよくある、「ハッピーではない」ケースを紹介します。

Case:求職者が採用面接で無理をしてしまう

採用してほしいから「〇〇の業務できます」、「土曜も出られます」など、実際にはできそうにないことを言ってしまう求職者。いざ採用となったら「土曜日は出られません」と言ったり、面接時に伝えていた以上に頻繁に家族の行事を優先。(希望の日時に)休めなくなった他のスタッフとトラブルを起こして早期に退職。

こうなったら、採用する側も採用される側もまた一からやり直しです。お互いに、採用活動にかけた時間とお金と手間が無駄になってしまいます。

ところで、採用した人がすぐにやめてしまうと採用する側(薬局、病院、会社など)が受けるデメリット、分かりますか?大きく2つが挙げられます。

(デメリット1
採用にかかる費用が多くかかる

求人誌や求人サイトの多くは、求職者に対して無料で求人情報を提供していますが、その運営は採用する側が支払う諸々の手数料などにより賄われています。決して安いものではありません。早期退職者が出てそのたびに求人を行えば、短期的に多くの費用を採用に当てなければならず、機器のメンテナンスや職員の待遇改善にお金が回せません。その結果、さらなる退職を生み、悪循環に陥ります。

(デメリット2
スタッフの業務負担が重くなる

時には一から業務を教える必要があるので、新入職員への指導に時間がかかり、教育担当者自身の業務の質を高めることに時間が割けません。人の入れ替わりが激しいと、この指導の回数も増えます。新入職員への指導という業務が加わるため、一息つく時間がなかなか持てず、焦りによるミスが増える恐れがあります。その結果、さらなる退職を生んでしまいます。

Case:採用する側が実態に即していない労働条件などを話す

特に面接官が現場の人でない場合によくあるケース。実態と違うことを話してしまったり、とにかく人をいれたいので、求職者に対して有利な条件を口約束する。在籍中のスタッフと比較すると不公平な内容であるため、スタッフ間の揉め事を招き、いずれかのスタッフが退職する。

この場合、会社の本部(採用を担当する部門)と現場の信頼関係が薄くなってしまい、採用とは関係のない、あらゆる場面で会社と現場が揉める土壌を築きます。本部が現場の事情を知らないため、現場スタッフに対して適正で十分な精神的ケアが行われていないことも容易に想像されます。

このようなスレ違いが積み重なることで、現場スタッフの気持ちが硬直化して経営者の方針に反発するようになります。そもそもの人手不足も重なり、会社が取り組んでいこうとしている在宅療養や地域事業への参加ができない。

......あるあるですね。これではスタッフも経営者も地域住民も、誰も幸せになりませんこんなことにならないために、それぞれの立場でできることを提案します!

【コラムコンセプト】

薬局業界では「在宅」だの「24時間対応」だの言われてるけど、実際に現場で働く人の半分以上は、家庭で大きな役割を果たしている主婦薬剤師。高齢化社会でも子供たちの健やかな成長を見守るのは必要不可欠のはず。なのに、未来をつくる子供たちとその親を支えようという機運が起こらないのはなぜ?薬剤師はワーク・ライフ・バランスを考えてはだめなの?薬剤師だって医療人である前に生活人だ!と疑問に思う日々。主婦ばかりの薬局で、子供とその親の健康を支援する現場で考えた、現場目線のコラム。

【プロフィール】

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大学卒業後、色々な薬局での勤務を経験。現在は小児科の処方箋を多く受ける薬局で管理薬剤師として働く。薬剤師としては中堅どころ。実生活では子どもはいない。子どもの多い職場で働いていた経験が長いのに、未だに子どもが苦手なのが課題。薬局という狭い場所にいながらも、様々な情報や知見を得られるのがインターネットの利点と認識し、活用。それでも、生活の場で得られることはインターネットでは得られないので外にも出る。薬剤師だって生活者であることを意識して、心身ともに穏やかな日々を願って暮らしている。

blog:「くすりや」の「現場」
http://miyaq.hatenablog.com/

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