重症薬疹 SJS・TEN・DiHSー1 疾患概念・疫学

  •  2017年03月14日 08:00

杏林大学医学部付属病院 皮膚科
塩原哲夫

はじめに

 薬疹とは、全身投与(経口、注射)された薬剤により生じる皮疹の総称である。一般に薬疹といえば、その薬剤に感作された(つまりアレルギーになった)人のみに生じるアレルギー性薬疹を指すため、薬疹はほとんどの人では何も症状を起こさない薬剤により生じると考えてよい。この点から薬疹を起こさない薬剤はないと考えてよく、薬疹の治療に用いられるステロイドによる薬疹すら起こりうる。当然、漢方薬やサプリメントでも薬疹は起こるが、これらは一般に薬疹を起こさないと見なされているため報告が少なく、その全貌は明らかになっていない。

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