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新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会 報告書

2017年04月10日 11:45

 4月6日、厚生労働省は、「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会 報告書」について発表した。薬剤師に関する部分で主なポイントは以下の通り。

 薬剤師の本質がもっぱら調剤業務のみに止まることなく、6年間教育を経て培われた専門的知見を生かし、人材不足に対応しうる効率的で生産性の高い業務にシフトしていくべきである。このため、調剤を主体とした業務構造を変革し、専門職として処方内容を分析し患者や他職種に助言する機能や、薬物療法のプロトコルを策定する機能を強化すべきである。

病院において

 病棟での持参薬管理や服薬管理ににとどままらず、医師に対して、治療効果や副作用のモニタリングのための検査の実施を含めた薬物療法の提案を行うことにより、 薬物療法の有効性・安全をさらに向上させていくことが期待される。

 外来診療の場面においても、医師の診察の前に、薬剤師が残薬を含めた服薬状況や副作用の発現状況等について、薬学的な観点から確認を行うことで、医師負担軽減につながることが期待される。

薬局において

 今後の地域における薬局や薬剤師の機能は、患者・住民とのコミュニケーションの側面を中心に、大きく変容することが期待される。このため、時間的・物理的余裕を創出するために、調剤業務の機械化など効率化を推進すべきである。

 処方箋40枚につき薬剤師1名の配置等、処方箋の枚数に応じた薬剤師配置基準は、実態及び今後の効率化の可能性を踏まえて見直すべきである。その際、欧米では既に主流となっている錠剤やカプセル剤などのPTP(ブリスター)包装品が入った包装(箱)を、箱から出さずにそのまま交付する「箱出し調剤」 の有用性を検証し、移行していくべきである。

 他にも、プライマリ・ケアに関しては、病院薬剤師と薬局薬剤師との薬薬連携を進め、入院医療から在宅や外来化学療法への移行等に当たっての患者情報の共有や、かかりつけ薬剤師については、薬剤師の多様な働き方を確保するため、要件の見直しを図ることや、医師との連携のもと薬剤師等によるリフィル処方への対応を可能とすることを検討すべきとした。

詳細な内容は下記を参照。

新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会 報告書

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