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知ってる?同僚、上司や部下の大事なもの -2

2017年04月20日 08:30

こんにちは!先月は親の手術付き添い、今月は夫の都合で会社を休むことが頻発して疲れ気味のみやQです。独身でも、子供がいなくても、30代後半以降はいろいろ家族に振り回されますね。

前回は、自分の譲れない点についての話題でした。自分には譲れない点があるということは、他の人にも譲れないことがある。明白ですね。子供を持つ親にとっては我が子が大切。同じように、同僚や上司、部下にも大切にしているものがあります。

「お互い様」というこの連載の大テーマ。同じ職場で働く人が大切にしているものを尊重してみてはどうでしょう。すると、相手も自分の大切なものを尊重してくれるのではないでしょうか。

2.自分や家庭の話をできる環境を作る

profile_miyaq_smallicon.jpg職場でプライベートの話、してます

同僚が大切にするものを尊重してあげたい。では、何を大切にしているかを知っていますか?どんな生活をしているか、家族構成はどうでしょうか。

私の職場では、雑談の中でスタッフの個人的な話題が出てきます。管理薬剤師という立場上、私にはスタッフの個人的な事情を伝えてもらえると助かりますが、わざわざ聞き出すことはしていません。それでも自然に聞かせてくれます。「飼っているネコがかわいいあまりエサをたくさん与えていたところ、『肥満ギリギリなので、エサをあまり与えすぎないように』と獣医さんに指導された」話をしてくれました。ネコを動物病院につれていくために休暇を取ることがあるかもしれない...ということが予測できます。

私の方で行っていることといえば、スタッフが話しやすくなるような雰囲気を作るよう心がけることです。例えば、休日明けにお土産を持参して、それを話題にしながら、自分自身のプライベートの話をします。話したくないことを話す必要はありませんが、もし業務に影響があることであれば、話をしてほしいと伝えています。

profile_miyaq_smallicon.jpg他人の人生を知ることは対人業務に役立つ

いろいろな立場の人が一堂に会して仕事をしていると、さまざまな家庭の状況を知ることができます。私は、それが楽しいです。私は、もともと好奇心が強い方ではあるのですが、自分では想像もつかないようなエピソードばかりが出てきます。我が家はペットを飼えないので、ペットを家族同様に扱う同僚の話は新鮮です。

人は、自分の人生しか生きられないですが、他の人の話を聞くと、その人の人生を知ることができます。さまざまな人の生活事情を知ることは、ときに、患者さんに接する場合のヒントになります。

人間としての感受性を養うことは、対人業務に役立つでしょう。スタッフから聞いた話が、患者さんやお客さんの背景を知るきっかけになったり、患者さんへの服薬指導や接客にも生かせるかもしれません。職場の同僚や上司や部下に人として接することと同様に、患者さんと一人の人間として接することができるようになると思います。

あるスタッフの話です。我が子に細粒剤を飲ませるときに、ただ単に水で混ぜただけではすぐに底に沈んでしまう。振り混ぜながら、何回かに分けて飲ませると簡単だ、という話を患者さんにしていました。私は、その話を早速患者さんへの指導に活用しました。

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毎日何時間も顔を合わせて働く同僚の家族や大切にしているものであれば、親しみを覚えやすいのではないでしょうか。親しみが生まれれば、自然と尊重しようという気持ちにもなるでしょう。 

 職場は仕事をする場所、家族を養うためにお金を稼ぐ場所です。しかし、人生の多くの時間を過ごすのならば、それだけで終わるのではなく、一緒に働く仲間の事情を理解して支え合いながら、気持ちよい環境を作るのがハッピーではないでしょうか。

【コラムコンセプト】

薬局業界では「在宅」だの「24時間対応」だの言われてるけど、実際に現場で働く人の半分以上は、家庭で大きな役割を果たしている主婦薬剤師。高齢化社会でも子供たちの健やかな成長を見守るのは必要不可欠のはず。なのに、未来をつくる子供たちとその親を支えようという機運が起こらないのはなぜ?薬剤師はワーク・ライフ・バランスを考えてはだめなの?薬剤師だって医療人である前に生活人だ!と疑問に思う日々。主婦ばかりの薬局で、子供とその親の健康を支援する現場で考えた、現場目線のコラム。

【プロフィール】

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大学卒業後、色々な薬局での勤務を経験。現在は小児科の処方箋を多く受ける薬局で管理薬剤師として働く。薬剤師としては中堅どころ。実生活では子どもはいない。子どもの多い職場で働いていた経験が長いのに、未だに子どもが苦手なのが課題。薬局という狭い場所にいながらも、様々な情報や知見を得られるのがインターネットの利点と認識し、活用。それでも、生活の場で得られることはインターネットでは得られないので外にも出る。薬剤師だって生活者であることを意識して、心身ともに穏やかな日々を願って暮らしている。

blog:「くすりや」の「現場」
http://miyaq.hatenablog.com/

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