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『ひざまづき調剤』をどう思いますか?

へたれ薬剤師KikoとみやQの往復書簡

2017年06月07日 12:00

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コラムニストのへたれ薬剤師KikoさんとみやQさん、ママ薬剤師管理薬剤師それぞれの立場から「育児をしながら薬剤師として働くこと」を掘り下げる両コラム。ふたりの異なった視点を掛け合わせると新しい発見があるかもしれない!?――ということで、お互いに質問を投げ合ってもらうことにしました。回答から垣間見えるふたりの人となりを知れば、コラムがもっと楽しめるかも?!

Kikoからの質問
「いわゆる『ひざまづき調剤』をどう思いますか?」

小さいお子さんを抱っこしているなど、投薬カウンターまで来れない患者さんのところまで行き、ソファには座らずしゃがんで投薬と服薬指導を行う、いわゆる『ひざまづき調剤』。いつの頃からか、患者接遇の一つとして調剤薬局で定着しています。

座っている患者さんに対して上から見下ろすような形になるのは論外、患者さんと目線の高さを合わせるべき、というのは理解しています。しかし、それならば同じソファに薬剤師も座って服薬指導をすればいいのではないでしょうか?

どうしても「過剰な接遇」という気がしてなりません。薬剤師は、患者さんと同じソファに座ることなど許されないのでしょうか?在宅の場で、ベッドに寝ている患者さんに対してベッドサイドでひざまづくのなら理解できるのですが。

profile_miyaq.jpgみやQの回答

ずばり、ひざまづいて投薬することとそうでないことが半々です。その場の状況に応じて使い分けています。

他の患者さんとの位置関係(薬剤師が通路にしゃがむと他の患者さんが移動しにくくなる場合など)やもともと話をする内容が長いと想定した方(初めて使う薬など)だと最初からソファや椅子に座ります。患者さんも薬剤師がつらそうに座っているのを見るのは気を遣うでしょうし。余談ですが、跪いても座高が高いので患者さんに対し低い位置関係になりません(号泣)なお、先日、待合室で患者さんと椅子に座って対面する機会があったのですが、この場合は患者さんより明らかに視線が高くなっているのに気づきました(大号泣)。

そもそも、当薬局は一部ソファーではない箇所があります。畳ユニットボックスと呼ばれる、収納兼座席にしています。赤ちゃんを寝転がすことができます。

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待合室を広く取っているところは、このようにして、待っている患者さんの自由度を高めるのもいいのではないでしょうか。この場合、赤ちゃんを寝かせて待つことができるし、小さいお子さんがいると大きくなりがちな荷物も、あまり周囲を気にすることなく置けます。何より、患者さんもお子さんと遊びながら待つことができます。

座席の下側に備品を入れてあり重いのでお子さんが動かせないことも長所です。薬を待つ間、調剤室をガン見する方も少ないです。もし、座席の角がお子さんにとって危険であれば保護剤を設置することで対応できますし、下記のような商品もあります。

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とはいえ、このような広々とした座席では、プライバシーも気になります。その場合は患者さんが座っている椅子を机代わりにして筆談をするなど配慮をしています。

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Kikoからの返事

みやQさん、回答ありがとうございます。

やはり場合によりけりですよね。「とにかくひざまづけ!同じソファに座るな!」という『接遇』は一体どこから始まったのでしょう......。

畳ユニットボックス、いいですね! 赤ちゃんを寝かすのも、マザーズバッグを置くのも気兼ねなくできそうです。小児科門前には必須かも。

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