新規登録

薬剤師が押さえておきたい健康トピックス(2017年6月前半)

2017年06月16日 10:00

6月1日~15日に各メディアで配信された健康情報のうち、「コレは押さえておきたい!」と考えたものを、独断と偏見でリストアップします。患者さんからの突然の質問に困らないよう、情報収集の一手として役立てていただけると幸いです。

◆「薬の副作用完全リスト この症状は、この薬が原因でした」
(週刊現代 6月3日)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51854

POINT:この記事を読んだ患者さんが、「自分の飲んでいる薬が載っていた」と相談してきたら、どう対応しますか?
解説記事を書きました。

◆子宮頸がん、ウイルス感染リスク、導入前水準に ワクチン接種勧奨中止から4年
(産経新聞 6月11日)
http://www.sankei.com/life/news/170610/lif1706100031-n1.html

POINT:患者さんからワクチンについての不安を訴えられたことはありませんか?間違った情報に基づいた判断をさせてしまわないよう、データやWHOの見解は抑えておきたいところです。

(PharmaTribune掲載の関連記事)
子宮頸がん一次予防に初の国際ガイドライン
【解説】HPVワクチンの国際指針、どう捉える

◆カフェイン中毒、5年で101人搬送 若者中心に乱用?
(朝日新聞デジタル 6月12日)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170612-00000067-asahi-soci

POINT:エナジードリンクや総合感冒薬にもカフェインは含まれています。1日の摂取量300~400mg程度を目安に、過剰摂取には注意が必要です(※)。
※オーストラリア・ニュージーランド食品基準局(FSANZ):成人で1日210mg程度
 カナダ保険省:健康な成人であれば1日400mgまで

◆睡眠薬とアレルギー薬を服用しての自動車運転
(livedoorニュース 6月14日)
http://news.livedoor.com/article/detail/13201827/

POINT:睡眠薬と一緒に『アレジオン』の名前も挙がっていますが、アレルギー薬を服薬していてこのニュースに不安を抱いた患者さんは少なくないはずです。

アレルギーの薬と自動車運転については、下記も参考にしてください.

(お薬Q&A ~Fizz Drug Information~)

【コラムコンセプト】
TV・新聞・週刊誌・インターネット......毎日さまざまなメディアから大量の健康情報が配信されます。それを見た患者さんが「こんな情報を見たけれど、私の治療って大丈夫?」と聞いてきたらどうしますか?医療や薬に関する情報は、命に関わるもの。正確さ、専門性が求められます。薬剤師は薬の専門家として、患者さんの持ち込んだ情報が適切かどうかを判断し、対応しなければなりません。このコラムでは毎月、世間を賑わした健康情報をリストアップし、必要に応じて解説します。患者さんからの突然の質問に困らないよう、情報収集の一手として役立てて頂ければ幸いです。

fabf9fbe.jpg

【児島 悠史氏 プロフィール】京都薬科大学大学院修了後、薬局薬剤師として活動。「誤解や偏見によって生まれる悲劇を、正しい情報提供と教育によって防ぎたい」という理念のもと、日々の服薬指導のほか、Webサイト「お薬Q&A~Fizz Drug Information」を運営。医学論文などを情報源とした信頼性のある医療情報や、国民の情報リテラシー向上を目的とする記事を配信。

トップに戻る