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見過ごされがちなアトピー性皮膚炎患者の精神的負担

医療従事者と患者をつなぐツールができた!―そらいろレタープロジェクト―

2017年07月14日 12:45

 7月12日に行われたサノフィ株式会社のプレスセミナーで、アトピー性皮膚炎の身体的・精神的負担と、医師とのコミュニケーションに関する患者対象のインターネット調査結果が紹介された。

 15歳~69歳のアトピー性皮膚炎患者10,300名のインターネット調査の回答結果から「症状の改善効果」に対する満足度は53.3%であったが、「医師とのコミュニケーション」の満足度は39.7%に留まった。アトピー性皮膚炎患者の診察時間は平均4.2分だが、「医師とのコミュニケーション」に満足している患者の診察時間は5分以上であり、これに対して不満を感じている患者の診察時間は3.5分以下であった。

 また、患者さんの6~8割強がアトピー性皮膚炎の症状がもたらす「精神的な悩み」や「日常生活や将来への不安」を医師に話せていない状況が明らかになった。(図1)

図1 アトピー性皮膚炎に関する患者意識調査(インターネット調査、15歳~69歳のアトピー性皮膚炎患者有効回答10,300名)

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 日本医科大学千葉北総病院教授 皮膚科部長 幸野 健氏は今年の日本アレルギー学術総会で報告した、日本の成人アトピー性皮膚炎患者の疾病負荷の実態(National Health and Wellness Surveyのデータ解析より)について調査結果(図2、3)を合わせて、アトピー性皮膚炎治療においては「症状改善」と「医師とのコミュニケーション」をともにより良くすることが、患者さんのためであり、その環境の構築が必要だと述べた。

図2 日本の成人アトピー性皮膚炎患者の疾病負荷の実態

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(National Health and Wellness Surveyのデータ解析より)

図3

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 サノフィ株式会社では患者向けウェブサイト「アレルギーi」(www.allergy-i.jp)に「そらいろレタープロジェクト」開設し、アトピー性皮膚炎患者さんが医療関係者へ悩みを伝えるためのツールを配信している(図4)。地域包括医療においては、患者の悩みは医師だけでなく、薬剤師も把握しておくべきであり、かかりつけ薬剤師としての役割も社会から期待されている。

図4 患者さん向けウェブサイト「アレルギーi」そらいろレタープロジェクト

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