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学問にスス...ませる! 自己研鑽時短テクニック

2017年07月26日 08:00

前回は肺炎だったのですが、治りかけの時期に副鼻腔炎になってしまい、息苦しいわ痰を出そうとして咳がでるわで散々な目にあっておりますみやQです。その割に講演会やコンサート(コンサートはほぼ1日仕事でした)に行って休んでいないのも治りが遅くなった原因だったと反省します。

今回は、ヘタレ薬剤師Kikoさんのコラム『くすりときどきコトバ〜ところによりダメ母 学問にススメ!...ない?!』から思いついたことをお伝えします。

雑誌などを見たら、いろいろな資格や認定を取って活き活きとしている薬剤師の取材記事がありますね。それに対し、「あぁー。私は家でも職場でも日々の作業に追われて、どんどん差がつけられている」と嘆いたり、「どうせあの人たちは別の世界の人たちなんだ」と割り切っている薬剤師の皆さん!そんな皆さんを職場はどうやって支援すればいいのか、そして皆さんにできる工夫についてお伝えします。

管理薬剤師編:職場学習を"当たり前"にする

ママ薬剤師編:親子で一緒に勉強しよう

番外編:この際、えらい人に言いたい!

profile_miyaq_smallicon.jpg管理薬剤師編:職場学習を"当たり前"にする

管理薬剤師の業務には「従業員の監督」があります。自分が管理している薬局の従業員(薬剤師や他のスタッフ)が適切に業務を行えているかどうか、監督する義務があるのです。

<関連法規>

薬局、医薬品製造業、医薬品輸入販売業及び医薬品販売業の業務について 第一の二(2)・(4)

(2) 薬剤師その他の従業員を指導監督し、薬局業務の円滑適正を期すこと。

(4) 医薬品の販売、授与に関しては、薬剤師その他の従業者を十分指導監督し、特に、指定医薬品の販売及び毒薬又は劇薬の封かん又は容器を開いての販売は、薬剤師が直接行うこととする等遺漏のないよう留意すること。

薬局業務運営ガイドラインについて 6(1)

(1) 薬局の管理者は、ガイドラインに従った薬局業務の適正な運営に努めるとともに、保健衛生上支障を生ずる恐れがないように、その薬局に勤務する薬剤師その他の従事者を監督し、その薬局の構造設備及び医薬品その他の物品を管理し、その他薬局業務につき、必要な注意をしなければならない。

つまり、薬局に来る全ての人に対し、従業員が適切に情報を提供できているかどうか、全ての従業員を監督し、指導する責務があるのです。

これは、業務が忙しくてもそうでなくても関係ありません!

スタッフ全員の能力が高ければ管理薬剤師が楽できる...。いえ、より余裕を持って業務に当たることができるようになります。

そのために、管理薬剤師が取るべき行動はスタッフの教育。薬剤師だったら自己研鑽を積むのが当たり前です。しかし、個人の努力に頼るだけでは心許ない。個人の能力を測る上でも職場での教育は必須です。

「研修会をやろうにも、シフトや勤務時間の関係で全員が集まらない」

「そもそも業務が忙しくて、まとまった時間が取れない」とお悩みの管理薬剤師もいらっしゃるでしょう。

そこで提案したいのが、職場学習は当たり前!分からないことはその場で調べる習慣の徹底です。

日々薬局に送られる情報誌やメーカーからのダイレクトメールはもとより、さまざまな資料を読むことを薬局内で行う業務にすればいいのです。業務で気になることは、職場で調べる習慣をつけましょう。薬局ならば、薬歴など患者さんに関する資料もあるし、解決までの時間は短くなります。調べた結果を薬歴に書けば、それこそ充実した患者指導につながります。

同時に、学習するのが当たり前の空気を作ることも大切です。採用品の作用や薬局に来られる方によくみられる疾患の概要、生活のアドバイスなど、全スタッフに共有すべきことを業務の合間の話題にすると効果的ですね。スタッフの知識の程度を知る手掛かりにもなります。

profile_miyaq_smallicon.jpgママ薬剤師編:親子で一緒に勉強しよう

職場が学習する時間を作ってくれた!だから家ではやり残した家事をしっかりやろう!しかし、うちの子、言わないと宿題をやらないなぁ...

こんな悩みを抱える親御さんもいるのではないでしょうか?

親子で一緒に勉強しよう!

親が自己研鑽する姿を見せることも教育です。就職しても勉強しつづける必要がある。親が勉強しているのだから、自分も勉強しよう。そういう気持ちになるかもしれません、多分。(絶対なります!とは保証できないのが悲しいところですorz)我が子の勉強を見ながら自分も勉強するのは、あまり効率は良くないのですが、親子ともども学習習慣を身につけるのには効果的です。

もしくは、こんな悩みの方も。

家では家族に振り回されて勉強などできない。でも、研修会に行く時間もない。

研修会が無理なら、図書館もしくは公園に行って、短時間でもこのファーマトリビューンの記事を読むのもいいですよ!スマートフォンでも見られます!

薬局でも家庭でも「学習するのが当たり前」。ハッピーな自己研鑽が可能になります!

profile_miyaq_smallicon.jpg番外編:この際、えらい人に言いたい!

かかりつけ薬剤師や健康サポート薬局常駐の薬剤師に求められる必須条件が、どれも家庭の事情を抱える人にはハードすぎると思います!

以下のことを提言したいです。

かかりつけ薬剤師の認定条件から「勤務時間の長さ」を外す

一般論ですが、特に非正規雇用の薬剤師は自宅と職場が近く、地域の情報に詳しい方が多いです。口コミで得られる情報と、専門家としての知識を組み合わせた情報提供ができる点が強みです。近所の医療機関の情報や、近隣での小さな出来事、学校行事のこと、その地域に住んでいないとわからないこと、いろいろと知っています。

地域の人にとって、「この薬剤師は講習を何時間受けている」なんて、正直なところ関係ないですよね? むしろ、自分の子供とも顔なじみの薬剤師、清掃活動などに参加している気心知れた薬剤師が相談しやすいと思う方もいるのではないでしょうか?

地域をサポートするという目的に合致する、地域に根付いた薬剤師が働き続けるモチベーションを維持できる仕組みも!是非とも!お願い!します。

 

【コラムコンセプト】

薬局業界では「在宅」だの「24時間対応」だの言われてるけど、実際に現場で働く人の半分以上は、家庭で大きな役割を果たしている主婦薬剤師。高齢化社会でも子供たちの健やかな成長を見守るのは必要不可欠のはず。なのに、未来をつくる子供たちとその親を支えようという機運が起こらないのはなぜ?薬剤師はワーク・ライフ・バランスを考えてはだめなの?薬剤師だって医療人である前に生活人だ!と疑問に思う日々。主婦ばかりの薬局で、子供とその親の健康を支援する現場で考えた、現場目線のコラム。

【プロフィール】

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大学卒業後、色々な薬局での勤務を経験。現在は小児科の処方箋を多く受ける薬局で管理薬剤師として働く。薬剤師としては中堅どころ。実生活では子どもはいない。子どもの多い職場で働いていた経験が長いのに、未だに子どもが苦手なのが課題。薬局という狭い場所にいながらも、様々な情報や知見を得られるのがインターネットの利点と認識し、活用。それでも、生活の場で得られることはインターネットでは得られないので外にも出る。薬剤師だって生活者であることを意識して、心身ともに穏やかな日々を願って暮らしている。

blog:「くすりや」の「現場」
http://miyaq.hatenablog.com/

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