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薬剤師のためのバイタルサイン講座/信頼関係を築くためのポイント

基本を復習しましょう 接し方1

2017年08月04日 08:01

こんにちは。勝野哲也と申します。愛知県の病院で内科医をしています。この連載では、病態が急変した患者さんはもとより、普段と違う小さなサインを見逃さないためにも知っておきたいバイタルサインの基礎知識を具体的な症例とともに紹介します。

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がん、脳卒中、意識障害の患者など、在宅患者の増加により薬剤師の訪問指導の機会は増えています。患者さんとの会話でキャッチできる情報もありますが、聞いただけ、見ただけでは分からない患者さんの病状の変化や薬の副作用もあるはず。

具体的な症例紹介の前に、患者さんとの信頼関係を築くための基本的なポイントをお伝えします。ご存じのことが多いと思いますが、復習してみてください。

目次

信頼関係を築くためのポイント

  1. 基本を復習しましょう 接し方1 ←今回はココ
  2. 基本を復習しましょう 接し方2
  3. 基本を復習しましょう 接し方3

はじめて訪問する薬剤師さんへ

はじめて在宅患者さんに接する時、誰もが緊張することと思います。

我々医療従事者の最大の目標は、患者さんの健康状態を改善することよりよい生活を送っていただくこと。そのために大切な点は、患者さんと協調的な信頼関係を築くことです。患者さんも十人十色で、人付き合いが上手で話し上手な方もいれば、なかなか自分の思っていることを口に出せない方もいます。

まず、患者さんから必要な情報を得ることです。そして、患者さんに適切な情報を提供することです。言うのは簡単ですが、これがなかなか難しい・・・、医師として働き始めて14年が経ちましたが、そう感じることも多いです。

患者さんと接する前に―身だしなみを整える

身だしなみを整えます。下記のようなことに気を付けることが必要です。

白衣や衣類

  • 清潔感のあるものにしましょう。
  • 名札はつけておくべきです。
  • 履物にも気を付けましょう。
  • 汚れた靴やサンダル、ヒールの高い靴は不快感を与えます。

髪型や化粧・香水

  • 派手すぎず、不快に感じない程度とします。
  • 女性の長い髪はまとめておきましょう。

手・爪

  • 意外と目に付くものです。
  • 手は清潔にしておき、爪は短く切っておきましょう。
  • 派手なマニキュアはよくありません。

その他

  • 患者さんのお宅に訪問して、中に招かれた時には、脱いだ靴はそろえましょう。

社会人として当たり前のことかもしれませんが、こうしたことが「信頼関係を築く」第一歩です。加えて、以前の記録や情報があれば、患者さんに会う前に確認しておくとよいでしょう。

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次は、「患者さんと接するとき」についておさらいしましょう。

執筆者プロフィール

勝野哲也(Tetsuya Katsuno)愛知厚生連稲沢厚生病院 内科

1997年 福井医科大学(現福井大学)医学部卒業後、国立病院東京災害医療センター(現国立病院機構災害医療センター)研修医
1999年 東京医科歯科大学循環器内科(旧第三内科)入局
2006 ~ 08年6月 東京医科歯科大学ERセンター(救命救急センター)勤務 
その後、都立病院循環器内科の勤務を経て、2011年4月より現職

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