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薬剤師のためのバイタルサイン講座/患者さんと接するときのおさらい

基本を復習しましょう 接し方2

2017年08月04日 08:02

この連載では、病態が急変した患者さんはもとより、普段と違う小さなサインを見逃さないためにも知っておきたいバイタルサインの基礎知識を具体的な症例とともに紹介します。

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今回は、患者さんとの信頼関係を築くための基本的なポイントをお伝えします。ご存じのことが多いと思いますが、復習してみてください。

目次

信頼関係を築くためのポイント

  1. 基本を復習しましょう 接し方1
  2. 基本を復習しましょう 接し方2 ←今回はココ
  3. 基本を復習しましょう 接し方3

訪問したときに患者さんとの会話でキャッチできる情報以外に、聞いただけ、見ただけでは分からない患者さんの病状の変化や薬の副作用をキャッチしたいものです。

この連載では、病態が急変した患者さんはもとより、普段と違う小さなサインを見逃さないためにも知っておきたいバイタルサインの基礎知識を具体的な症例とともに紹介します。

今回はバイタルサインを見るまえに押さえておきたい患者さんとの接し方です。

患者さんと接するとき

背筋をピンと伸ばし、誠実な態度で接します。患者さんとは視線の高さをあわせるようにします。

まず挨拶をして、自己紹介をします。初めての患者さんの時には、患者さんの名前を確認しましょう。(病院内では、人の間違いがないように、名前とカルテなどを指さし確認しています)

協調的な信頼関係を築くためには、必要な情報を得ることです。まずは聞き役になりましょう。時にメモをとることは必要ですが、適宜アイコンタクトを保つようにします。

患者さんが話しにくい内容であれば、初対面では根掘り葉掘り聞かずに、次の機会にでも時間をかけてゆっくり聞きましょう。

相手が高齢者だからといって「おじいちゃん」「おばあちゃん」ではなく、「○○さん」と必ず名前で呼ぶようにします。

相手が高齢者だからといって「おじいちゃん」「おばあちゃん」ではなく、「○○さん」と必ず名前で呼ぶようにします。

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言葉は敬語を用います。聞きとりやすい速さで丁寧に、一般の人でもわかりやすい言葉(患者さんが用いる言葉)を使うようにしましょう。

「ため口」や横柄な態度、専門用語を羅列すると、それだけで患者さんはイヤになってしまいます。

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相手を理解するような態度や、相手の不安を察するような態度で、気遣いの言葉(「大丈夫ですか?」「それは大変でしたね」「それでは不安になるのも当然ですよ」など)を交ぜながら話を聞くのもよい手法です。逆に、患者さんにとってよいことがあった時には、一緒に喜べるとよいですね。

執筆者プロフィール

勝野哲也(Tetsuya Katsuno)愛知厚生連稲沢厚生病院 内科

1997年 福井医科大学(現福井大学)医学部卒業後、国立病院東京災害医療センター(現国立病院機構災害医療センター)研修医
1999年 東京医科歯科大学循環器内科(旧第三内科)入局
2006 ~ 08年6月 東京医科歯科大学ERセンター(救命救急センター)勤務 
その後、都立病院循環器内科の勤務を経て、2011年4月より現職 

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