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薬剤師のためのバイタルサイン講座/訪問の最後にはここを押さえる

基本を復習しましょう 接し方3

2017年08月04日 08:03

この連載では、病態が急変した患者さんはもとより、普段と違う小さなサインを見逃さないためにも知っておきたいバイタルサインの基礎知識を具体的な症例とともに紹介します。

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今回は、患者さんとの信頼関係を築くための基本的なポイントをお伝えします。ご存じのことが多いと思いますが、復習してみてください。

目次

信頼関係を築くためのポイント

  1. 基本を復習しましょう 接し方1
  2. 基本を復習しましょう 接し方2
  3. 基本を復習しましょう 接し方3 ←今回はココ

訪問したときに患者さんとの会話でキャッチできる情報以外に、聞いただけ、見ただけでは分からない患者さんの病状の変化や薬の副作用をキャッチしたいものです。

この連載では、病態が急変した患者さんはもとより、普段と違う小さなサインを見逃さないためにも知っておきたいバイタルサインの基礎知識を具体的な症例とともに紹介します。

今回はバイタルサインを見るまえに押さえておきたい患者さんとの接し方です。

訪問の最後に

患者さんとの話が終わる頃には、「質問はありませんか?」と聞くとよいでしょう。
「次回は○月○日に伺います」など、今後の予定や計画がわかっていれば、確認しておくとよいですね。

退席する時には是非「お大事に」と一言付け加えてください。患者さんと会った後に内容を記録する時には、主観的ではなく、客観的な記録を残すようにします。その記録に、次からお話しする「バイタルサイン」が加わるとよいですね。

気を付けること

医療従事者によるカンファレンスの場合などを除いて、患者さんの情報をむやみに話してはいけません(守秘義務)。

「壁に耳あり障子に目あり」です。仲間と外食に行って「こんな患者さんがいて...」などと話をしていると、実は患者さんの関係者が近くにいたりして、信頼が損なわれるだけでなく思わぬトラブルとなることがあります。

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最後にひとこと

患者さんの多くは高齢者や、障害のために身体が不自由な方だと思います。話しかけても意思疎通がとれないことがあるかもしれません。

我々医療従事者は、そうした方々から多くを学ばせていただいていることを忘れてはいけないと思います。患者さんあっての我々です。どんな時でも敬意を持って接したいものです。

よりよい医療を提供するためにはよりよい人間関係が大切です。自らをチェックしながら患者さんと接しましょう。

執筆者プロフィール

勝野哲也(Tetsuya Katsuno)愛知厚生連稲沢厚生病院 内科

1997年 福井医科大学(現福井大学)医学部卒業後、国立病院東京災害医療センター(現国立病院機構災害医療センター)研修医
1999年 東京医科歯科大学循環器内科(旧第三内科)入局
2006 ~ 08年6月 東京医科歯科大学ERセンター(救命救急センター)勤務 
その後、都立病院循環器内科の勤務を経て、2011年4月より現職 

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