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週3~4回の飲酒で糖尿病リスクが最低に

Danish Health Examination Survey 2007–2008

2017年08月08日 07:50

 適度な飲酒は2型糖尿病リスク低下との関連が報告されているが、飲酒パターンとの関係についてはほとんど知られていない。デンマーク・National Institute of Public Health UniversityのCharlotte Holst氏らは、2007~08年に健康診査を受けた18歳以上の男女7万人のデータを解析。週3~4回の飲酒が糖尿病の最低リスクと関連することが示唆されたと、Diabetologia(2017年7月28日オンライン版)に報告した(関連記事「飲酒量の増加が糖尿病リスクに」)。

男性は週14ドリンク、女性は週9ドリンクで40~50%リスク減

 Holst氏らは、Danish Health Examination Survey 2007-2008の健康診査データを用いて、一般的なデンマーク人男女の飲酒パターンと糖尿病リスクとの関連を調べた。解析対象は、糖尿病歴のない(妊婦および過去6カ月以内の経産婦は除外)7万551人(18~98歳)で、男性2万8,704人と女性4万1,847人。自記式調査票を用いて、飲酒パターンから週当たりの平均アルコール摂取量を算出。糖尿病の診断情報はデンマークの全国登録データから入手した。

 平均4.9年の追跡期間中、男性859例と女性887例が糖尿病を発症した。男女とも週間飲酒量と糖尿病リスクにはU字型関係が認められた。糖尿病リスクの最も低い飲酒パターンは、男性は週14ドリンク〔飲酒しない群との比較、ハザード比(HR)0.57、95%CI 0.47~0.70〕、女性は週9ドリンク(同、HR 0.42、95%CI 0.35~0.51)。交絡因子および週間平均アルコール消費量調整後も、軽度~中等度の飲酒は糖尿病リスク低下と有意に関連しており、週1回の飲酒と比べて、週3~4回の飲酒では男性で27%(HR 0.73、95%CI 0.59~0.94)、女性で32%(同0.68、0.53~0.88)リスクが減少した。

  • ドリンク(基準飲酒量):飲酒量を純アルコールに換算する〔飲酒量(mL) × 酒のアルコール濃度 × 0.8〕表示法。世界保健機関(WHO)では1ドリンク=10gと定義、日本も同基準を採用。デンマークは12gとしている。ビール(5%) 500mL 缶1本はアルコール20g=2ドリンク、ワイン(12%)グラス1杯(120mL)はアルコール12g=1ドリンクとなる。
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