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アレルゲン免疫療法─1 舌下投与による治療法と症例1

2017年09月28日 10:15

千葉大学大学院医学研究院
耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍学
米倉修二

 日本においてアレルギー性鼻炎は増加傾向にあり、主な原因アレルゲンはスギ花粉とダニである。スギ花粉症は季節性アレルギー性鼻炎で、小児から中高年者まで患者層は幅広く、いったん発症すると長年その症状に悩むことになる。ダニを原因とした通年性アレルギー性鼻炎は、一年を通して症状が出現する。小児期に発症することが多く、多くの症例では成人になるまで症状が継続する。

 これらアレルギー性鼻炎に対する治療として最も広く行われているのは、抗ヒスタミン薬や鼻噴霧用ステロイド薬を中心とした薬物療法であるが、対症療法の域を出ない。アレルゲン免疫療法はアレルギー疾患の自然経過を修飾し、症状の改善、薬物使用量の減量、疾患の寛解を目指すことができる治療法である。従来は皮下注射で治療が行われていたが、注射の痛みや副作用の問題から患者および医療従事者の負担が大きく、その施行数は減少の一途をたどった。他の投与ルートとして舌下投与による治療法が開発され、2014年からはスギ花粉症、2015年からはダニ通年性アレルギー性鼻炎に対する一般治療として使用することが可能になった。

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