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アレルゲン免疫療法─4 舌下免疫療法の概要

2017年09月28日 10:15

千葉大学大学院医学研究院
耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍学
米倉修二

1.スギ花粉症に対する舌下免疫療法

効用と副作用

 2010年より、スギ花粉症患者531例を対象としたランダム化プラセボ対照二重盲検比較試験が行われた(第Ⅱ/Ⅲ相試験)2)。介入に用いたものは舌下液(シダトレン®)で、2010年10月から2012年4月まで行われ、2,000JAUの維持量を連日服用させた。スギ花粉飛散シーズンの花粉飛散量と総鼻症状薬物スコアの結果を図3に示す。1、2シーズン目のスギ花粉飛散数(ダーラム法、東京都千代田区)はそれぞれ、6,537個/cm2および1,256個/cm2であった。両シーズンともに実薬群ではプラセボ群に比較して症状が抑制されていることが分かる。また、症状のピーク期間における総鼻症状薬物スコアの平均を比較しても、2シーズン目ではプラセボ群5.71に対して実薬群4.00と有意な効果を示していた。副作用発現率は13.5%であった。多くは舌下や口腔内など局所反応であり、重大な副作用は認めなかった。本邦では2014年よりシダトレン®使用が可能となった。

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