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動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2017年版改訂のポイント─1

2017年10月17日 10:45

帝京大学医学部内科学講座
塚本 和久

 日本における死因別死亡者数1)をみると、心疾患・脳血管疾患による死亡者数(それぞれ19.6万人、11.2万人)は、治療技術の進歩などによりやや減少傾向にはあるものの、両者を合わせるといまだ悪性新生物による死亡者数(37.0万人)と比肩するレベルにある。また、冠動脈疾患の発症自体は増加しているといわれている。近年もさまざまな薬剤が新たに開発され、臨床で用いられるとともに、多くの臨床研究の結果が発表されており、診療・治療のガイドラインは一定の期間ごとに改訂していく必要がある。

 2017年6月、このような状況を踏まえて、動脈硬化性疾患予防に関するガイドラインが5年ぶりに改訂された 2)。近年の多くのガイドラインと同様に、本ガイドラインにおいても日常診療において重要と考えられる問題(Clinical Question:CQ)を提起し、それに関する文献を系統的にレビュー(Systematic Review:SR)して回答を導き出すという、(公益財団法人日本医療機能評価機構)の手法が用いられた。症例提示の後に、主要な変更点を記す。

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