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サービス担当者会議で何をするの?

2017年11月07日 10:32

サービス担当者会議には、ご本人や家族以外に、医療職・介護職、ボランティアや建築士など、患者を取り巻くさまざまな関係者が参加します。実際にどのような情報を共有しているのでしょうか。

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サービス担当者会議の目的は?

 利用者の状況などを他職種と共有すること、居宅サービス計画書(ケアプラン)の原案について、他職種の専門的な見地から意見を聞くことを目的としています。ケアマネがつくるケアプランを基に、それぞれの専門職が詳細なケアプランをつくります。
 担当者会議で専門職ならではの気付きを共有することで、チーム内の意見がまとまり、同じ方向を向いてケアができます。

担当者会議で提供している情報は?

 薬の保管方法、使用方法、効能効果、気を付けて観察してほしい副作用の症状、服薬状況などを他職種と共有することが多いです。
 私が担当者会議で気を付けていることは、専門用語を使わないことです。「薬情」「一包化」のように当たり前に使っている言葉も、噛み砕いて発言しています。

他職種からはどんな情報が?

  • 医師:今後の治療方針、治療経過、予後など
  • 看護師:看護内容、処置方法など
  • 建築士:手すりの設置方法、転びやすい場所など
  • ヘルパー:日ごろの食事内容、食事形態、排泄、移動など
  • 作業療法士、理学療法士:リハビリ内容、移動など

他にも、嚥下情報やリハビリの進捗状況、栄養摂取状態などを教えてもらえます。

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担当者会議で話し合うことは?

 今直面している問題、今後のリスクや見通しなどを共有します。外用薬の塗り方や使い方、いつ誰がどのように薬を飲ませているかが確認でき、それに応じて服薬方法についてお願いすることもあります。

他職種からはどんな情報が?

 ヘルパーからは食事の内容や排泄状況(トイレ掃除・ごみ処理・おむつ替えなどから把握できる)、薬を飲ませるときの苦労、むせや誤嚥がないか。看護師からは皮膚の状態や身体状況、デイサービスやデイケア担当者からは活動状況や入浴状況など、体の可動域の情報をもらっています。
 訪問時とは違う本人の表情が見られたり、家族の思いなども聞くことができます。

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会議が開催される頻度は?

 初めて介護保険認定を行なったとき、介護度が変更となったとき、新しいサービスが必要となったとき(薬剤師が介入するようになったことによって開かれる場合もあります)、患者さんの 介護について問題点が生じたときなど、必要時に開催されます。

担当者会議で情報交換していることは?

 看護師とは日常的に連携しているので、担当者会議では看護師以外からの情報がとても重要だと感じます。ケアマネからは介護度やキーパーソンが誰か、ヘルパーからは日常の様子などを聞きます。介護用品のレンタル業者からは、介護用品の使用方法なども確認できます。特に車椅子は、なぜその車椅子を選択したかなどの選定方法も伺えます。理学療法士からは、何を目標にリハビリを行っているか、どのように進めているかを 聞くことができます。

 各担当者が行っている内容は、情報共有用のノートやSNSで 把握しているものの、顔を合わせて話し合うことによって、それぞれの患者さんへの思いが感じられます。患者さんの生活背景や価値観なども、自分 1人で感じ取っているよりも明確になり、薬剤を選択する上でもとても参考になります。

 多職種が顔を合わせる重要な機会なので名刺交換は必ず行い、顔を知っていただくようにもしています。

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担当者会議で情報交換していることは?

  • 現在服用している薬の説明、服薬状況や服薬方法
  • 訪問していて気付いたこと  
    (例)家の中の段差、異臭がする、散らかっている・整理整頓ができなくなってきた、など
  • 現在の介護状態が妥当かどうかの意見

他職種からはどのような情報が 得られるの?

  • 医師:病気の状態や今後の見通し、注意すべき点
  • ケアマネ:介護状態、ご本人・ご家族の希望、 介入している他職種の状況
  • ヘルパー:日常生活の状況(食事の状態や転倒・ふらつきが見られないかなど)
  • 理学療法:身体状況
  • 訪問入浴:皮膚の状態など
  • 訪問看護:看護状態、身体状況(バイタル)

(2017年11月2日に小黒佳代子さん、福地昌之さんのコメントを追加しました)

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