児島悠史氏が選んだ注目ニュース

  •  2017年12月27日 15:45
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ハーボニー®の偽造品のニュースから始まった2017年。さて、2018年はどんな年に?

気になるあの人に、2017年のニュースと2018年の医療・薬剤師業界の見通しや抱負を聞きました。

2017年注目ニュース

芸能人が睡眠薬を飲んでから自動車を運転した事件

 2017年6月、お笑い芸人の堤下敦さんが睡眠薬を飲んでから自動車を運転し、もうろうとした状態で警察官に発見される事件がありました。インターネットで「睡眠薬は効くまで多少時間がかかる」という説明を見て、自己判断してしまったことが原因だ、と。

 人は、自分に都合の良い情報を選んでしまう傾向があります。情報を発信する側として、このような誤った判断につながらないように、読んだ人が起こし得る行動を予測し、言葉選びには十分気を付けなければならないと改めて感じました。

 私自身は、医療情報をネットで収集することを否定する気はありません。ただ、収集した情報から何かを判断する場合には、必ず医師や薬剤師などの専門家に相談するように呼びかけを続けていきたいです。

2018年はこうなる、こうする!

情報発信する薬剤師と連携して環境改善にチャレンジ

 2016年末にインターネット上の医療情報の質が大きな話題となり、2017年末にgoogleが検索結果の改善に乗り出しましたが、対応策として十分ではありません。こうした流れの中で「自ら有益な情報発信をしていこう」と考える薬剤師がたくさん増えました。2018年は、志ある薬剤師の横のつながりを強め、連携して情報環境の改善に挑んでいきたいと思います。

児島悠史氏のコラム「薬剤師目線で考える 今月、世間を賑わした健康情報」は下の画像をクリック。

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【コラムコンセプト】

TV・新聞・週刊誌・インターネット......毎日さまざまなメディアから大量の健康情報が配信されます。それを見た患者さんが「こんな情報を見たけれど、私の治療って大丈夫?」と聞いてきたらどうしますか?医療や薬に関する情報は、命に関わるもの。正確さ、専門性が求められます。薬剤師は薬の専門家として、患者さんの持ち込んだ情報が適切かどうかを判断し、対応しなければなりません。このコラムでは毎月、世間を賑わした健康情報をリストアップし、必要に応じて解説します。患者さんからの突然の質問に困らないよう、情報収集の一手として役立てて頂ければ幸いです。

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【児島 悠史氏 プロフィール】
京都薬科大学大学院修了後、薬局薬剤師として活動。「誤解や偏見によって生まれる悲劇を、正しい情報提供と教育によって防ぎたい」という理念のもと、日々の服薬指導のほか、Webサイト「お薬Q&A~Fizz Drug Information」を運営。医学論文などを情報源とした信頼性のある医療情報や、国民の情報リテラシー向上を目的とする記事を配信。近著は、「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100」。