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薬局のマンパワー不足が浮き彫りに

かかりつけ薬剤師・薬局に関する調査の報告書 薬局査結果

2018年04月09日 11:30

 厚生労働省は、かかりつけ薬剤師・薬局に関する調査の報告書を発表した。調査時期は平成29年11月22日〜平成30年2月9日。薬局調査からは、多くの薬局における薬剤師のマンパワー不足が浮き彫りになった。

患者調査の記事はこちら

後発医薬品の品目数の割合は20~40%が最多

 薬局調査においては、都道府県ごとに無作為抽出した 5,000薬局に調査票を送り、回収は2,315件(回収率46.3%)だった。同一経営主体による薬局店舗数については、平均値が100.7店舗、中央値が5店舗であり、「1店舗」が24.5%、「50店舗以上」が22.6%であった。

 医療用医薬品に占める後発医薬品の品目数の割合は、20%ずつ区切ると、「20%以上40%未満」が 60.3%と最も多かった。

品目数(医療用医薬品に占める後発医薬品の割合)

180409kakarituke1.JPG厚生労働省発表資料より

医療用麻薬は多くの薬局で調剤の需要なし

 平成29年11月1日現在、取り扱っている医療用麻薬がない(0品目)薬局において、医療用麻薬を取り扱わない理由は、「調剤の需要がほとんど無いため」が 91.5%と最多で、2位の「使用しなかった麻薬を廃棄する場合の経済的損失が大きいため」の8.9%を大きく引き離した。

 また、平成29年11月1日現在、取り扱っている医療用麻薬がある(1品目以上)薬局において、平成29年10月の1カ月間における医療用麻薬の調剤回数については、「0回」が50.2%と最も多かった。医療用麻薬の調剤回数を薬局の立地状況別にみると、「診療所前」、「医療モール内」、「面分業」の薬局では、0回との回答が約50~60%を占めるなど調剤回数が少なく、「大病院前」、「中小病院前」の薬局では、調剤回数が多い傾向が確認された。

医療用麻薬の調剤回数

180409kakarituke2.JPG厚生労働省発表資料より

常勤の薬剤師は1~2人の薬局が半数以上

 薬局の職員数(薬剤師)については、常勤職員の平均値が2.2人、非常勤職員(実人数) の平均値が1.6人、非常勤職員(常勤換算)の平均値が0.6人であった。 常勤職員と非常勤職員(常勤換算)の平均値の合計は2.8人。なお、平成29年10月1カ月間の処方箋枚数は、平均値が1299.4 枚、中央値が1112枚だった。

 健康サポート薬局の届出をしている薬局は全体の3.1%と少なく、今後届出予定がある薬局は43.0%であった。健康サポート薬局に係る研修を修了した薬剤師がいない薬局の割合は73.2%で、その理由としては、「業務が忙しく、 薬剤師が研修を受講する時間がないため」が 65.2%と最も多かった。

 平成30年診療報酬改定で薬剤師はさらなる役割が期待されているものの、これらの状況を見る限り、今後の薬剤師一人当たりの負担増は避けられないだろう。

より詳細な調査結果はこちら

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