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かかりつけ薬剤師への満足度は高い

かかりつけ薬剤師・薬局に関する調査の報告書 患者調査結果

2018年04月09日 11:30

 厚生労働省は、かかりつけ薬剤師・薬局に関する調査の報告書を発表した。調査時期は平成29年11月22日〜平成30年2月9日。患者調査においては、多くの患者がかかりつけ薬剤師に満足している様子がうかがわれた。

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 患者調査においては、「薬局に対するアンケート調査」で調査対象とする薬局に送付するアンケート調査票に、患者に対するアンケート調査票を2部同封した。この患者へのアンケート調査票を薬局から手渡された患者2人(全10,000 人)を調査対象とした(客観性を確保するため、時間を区切ることによるランダムな配布方法とした。具体的には、開局後の最初の来局者1人、13時以降の最初の来局者1人に配布)。回収は3,549件(回収率35.5%)で、女性が64.8%、男性が34.9%、年齢の平均値は57.9歳、中央値は60歳だった。

 お薬手帳を使用している患者は、91.7%と大半を占めたものの、電子版お薬手帳を使用している患者は、全体の2.9%であった。

多くの患者はかかりつけの薬局へ

 現在処方箋を持って行っている薬局数については、平均値が1.3店舗、中央値が1店舗と、多くの患者がかかりつけ薬局を持っていると推察される。一方で、本調査における最大値は13店鋪というのには驚かされる。

現在処方箋を持って行っている薬局数

180409kakarituke3.JPG厚生労働省発表資料より

 利用する薬局を選ぶ観点については、「以前からよく利用している薬局だから」が52.2% と最も高く、ついで「受診している病院・診療所から近いから」が50.7%、「信頼できる薬剤師がいるから」が41.2%、「人柄の良い薬剤師がいるから」が35.4%であった。

 処方箋を持って訪れる薬局の選定方針については、「どこの病院・診療所を受診しても、 特定の1つの薬局に処方箋を持っていく」が 57.0%と最も高く、「病院・診療所ごとに特定の薬局(病院・診療所に近い薬局)に処方箋を持っていく」が 32.6%であった。

利用する薬局を選ぶ観点 (複数回答)

180409kakarituke4.JPG厚生労働省発表資料より

 患者の年齢が上がるに従い、利用する薬局の選定方針として、「勤務地から近いから」、 「受診している病院・診療所から近いから」との回答は一定程度減少する一方、「信頼できる薬剤師がいるから」、「いつでも電話相談等の連絡が可能だから」、「一般用医薬品や介護用 品なども含めて、様々な相談に応じてくれるから」との回答が一定程度増加し、受診診療科数の増加と相まって、これらのニーズが増加している状況がうかがえる。

かかりつけ薬剤師への満足度は高い

 どの医療機関を受診しても特定の1つの薬局を利用する患者において、患者自身に対応する薬剤師が決まっている患者は63.2%であった。患者が自身に対応する決まった薬剤師を選んだ観点については、「信頼できるから」が65.6%と最も高く、ついで「以前からよく利用している薬局の薬剤師だから」が64.3%であった。

 さらに、自身に対応する決まった薬剤師の業務に対する総合的な満足度については、「大変満足し ている」が 79.5%と最も高かった。「大変満足している」、「やや満足している」の合計は、 97.2%と大半を占めた。

 自身に対応する決まった薬剤師がいて良かったことについては、「以前から服用している 薬との相互作用について確認してもらえた」が 63.0%と最も高く、「薬について分かりやすく説明してくれた」が 60.0%であった。

自身に対応する決まった薬剤師がいて良かったこと (複数回答)

180409kakarituke5.JPG厚生労働省発表資料より

 逆に、利用する薬局や自分に対応する薬剤師を決めない(持たない)理由については、「病院・ 診療所ごとに近い薬局を利用する方が便利なため」が41.7%と最も高く、ついで「薬局を利用する機会が少なく必要性を感じないため」が22.1%であった。

より詳細な調査結果はこちら

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