新規登録

新スタッフは嫁!彼女が驚いたことは...

2018年04月24日 09:00

 昨年末より、薬剤師である長男の嫁、景子ちゃんがつぼみの一員として働いてくれるようになりました。当初は、来局して下さる患者さんお一人お一人に「嫁です」と紹介をしていきましたが、この状況が彼女には新鮮な様子でした。

 『一見さんお断り』な訳ではありませんが、なじみの方がほとんどの薬局。「カウンターに、見たことのない若い女性が立っている」と皆さん、怪訝そうな表情をされていたのです。

 驚くのは患者さんだけではありません。景子ちゃんにとっても、驚きの日々が続いているようです。

 面で薬局を営んでいても来局してくれる患者さんが結構いること
 何も買っていかないのに相談のためだけに立ち寄る患者さんがいること
 来局する皆さん、一様にお話が長く、自分がオンリーワンの患者(客)だと思っておられること...

tsubom-flowericon.png

 そんな景子ちゃん。ある日、平成30年度調剤報酬改定で新設された『服薬薬剤調整支援料』を見て、「つぼみ薬局で行っていることに、点数が付くようになったのですね」と、言ってくれました。在宅専門薬局から、街角相談薬局へ――これからつぼみ薬局をシフトしていこうと考えている方向性は間違っていなかったと確信でき、嬉しく思えました。

 午後は在宅に充てるため、当薬局が開いているのは午前中。来局する患者さんは、1日平均10名ほど。処方箋を持参される方はもちろん、一般用医薬品を購入される方、健康相談に来られる方もいらっしゃいます。健康相談をされる方は、症状を言われて「どこの医療機関を受診したらよいですか?」というような質問をされることが多いです(この質問には、ほかの患者さんから聞いた口コミをそのまま使わせていただいています)。

 今でこそ、『街角相談薬局』なんて言っていますが、開局当初の9年前にはいろいろと困惑することもありました。この頃はめっきり減りましたが、「この薬局は親切だからゆっくり薬の疑問に答えてくれると聞いた」と他の薬局でもらった薬情を持参し、薬の質問をしていかれる方がいました。また、夜間・休日でも転送サービスで電話がつながるようにしてあるため、いつも同じような内容の電話を、時間を気にせずにかけてくる方もいました。

 このような、「だれに、どの程度までサービスをすればよいのか」といった悩みは、『患者の為の薬局ビジョン』『かかりつけ薬剤師』が周知されたことにより、当薬局を普段から利用してくださる方のみへの対応となることで解消されました。

tsubom-flowericon.png

 薬局の従業員は私と、20年来のママ友でもある医療事務、そして息子の嫁と、気付けば身内ばかり。来局して下さる方も「~さんから聞いた」「家族があそこへ行けと言った」...と。人物相関図を作成したら、もしかして皆さんが繋がっている!?

 こんな薬局だからこそできることが、沢山あるはず!!!と、『つぼみ薬局』の可能性を模索しながら、今日も日常業務にあたっています。

【コラムコンセプト】

ケアマネとしても薬剤師としても在宅活動を長く続けて筆者が、地域包括ケアの中でどのように薬剤師として貢献していくか、日々のエピソードとともに綴っていきます。

【角山美穂 プロフィール】

2009年11月、「在宅専門薬局」と言う想いでつぼみ薬局を開局。当初は、併設した「つぼみ薬局居宅介護支援事業所」の介護支援専門員として居宅を訪問したり、「つぼみ薬局」の訪問薬剤師として活動。現在は「街角相談薬局」という立ち位置で活動中。

トップに戻る