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新規スギ花粉症免疫療法薬、6月下旬上市

既存薬より適応年齢広がり、有効性、利便性も高く

2018年04月24日 14:30

 鳥居薬品は4月18日、昨年(2017年)9月27日に製造販売承認を取得していたスギ花粉症に対するアレルゲン免疫療法薬「シダキュアスギ花粉舌下錠(以下、シダキュア)2,000JAU、同5,000JAU」が薬価収載されたと発表した。また、販売開始予定時期が今年6月下旬であることも明らかにした。同薬は既存の舌下免疫療法薬と異なり、12歳未満の小児にも使用でき、同社が既に販売している舌下免疫療法薬「シダトレンスギ花粉舌下液(以下、シダトレン)」より力価や利便性が高いとされる。

至適用量は5,000JAU、来年のスギ花粉症に使用可

 同社はシダキュアの製造販売承認取得直後、2017年11月に同薬の薬価収載を目指していたが、約7カ月遅れで発売される運びとなった。

 同社によると、5~64歳のスギ花粉症患者を対象とした臨床試験において、シダキュア5,000JAU投与群は同2,000JAU投与群よりも高い有効性が示唆され、安全性は両群で大きな差異は認められなかったことから、5,000JAUを至適用量として承認されたという。

 シダキュアの治験責任者で、日本医科大学大学院頭頸部・感覚器科学分野教授の大久保公裕氏は同薬について、「シダトレン(2,000JAU)より高い有効性が期待できる。また、投与スケジュールが簡便で、小児などへの適応年齢が広がっている他、錠剤化により室温管理が可能なため利便性も改善された」と述べている。

 一般的に、スギ花粉症に対するアレルゲン免疫療法は花粉飛散シーズンの前年秋ごろから開始するのが効果的であるとされており、同薬も来年の同疾患に対する治療選択肢に加わることになる。

 なお、シダキュアの薬価は2,000JAUで1錠57.70円、5,000JAUで1錠144.10円である。

※Japanese Allergy Units、日本アレルギー学会により規定された国内独自のアレルゲン活性単位

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