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見逃さない!ドーピング注意のOTC薬

そのクスリ、禁止薬です!

2018年06月07日 08:00

 近年、市民やジュニア選手が出場するスポーツ大会でも導入されるようになったドーピング検査。アンチ・ドーピングの知識はオリンピック選手に限らず、全てのアスリートにとって必須のものになっています。実務で押さえておきたいアンチ・ドーピングに関する情報をお伝えします。

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今回学ぶこと

  1. 普段使うOTCに禁止物質が含まれている可能性が

  2. ドーピングを恐れて選手が我慢することがないように...

普段使うOTCに禁止物質が含まれている可能性が

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【表3】を見て気が付くと思うけど、禁止物質が含まれる可能性があるOTC薬は少なくないんだ。

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OTCに含まれる主な禁止物質を【表4】にあげてみるよ。

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普段使う薬が多いから気を付けないと。こうした薬が必要な場合には、私たちが禁止物質を含まない、使用可能な薬をお伝えすればいいのね※10

ドーピングを恐れて選手が我慢することがないように...

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その通り。世界大会レベルの選手は医療チームが同行したり、アンチ・ドーピング教育が行われたりと、いわゆる護送船に乗っている。

一方、国内大会レベルだとトップアスリートでもサポートが受けられない選手が多く、情報量が乏しいのが現実。だから、「体調が悪くても薬を飲むのが怖い」と、服用を我慢して症状を悪化させてしまうケースもあるんだ。そうした選手に適切な知識を届けることが必要。

アンチ・ドーピング活動を通して「アスリートの身近な相談役」となるだけでなく、薬のオモテもウラも知り尽くしたアドバイザーの役割を果たすことができれば、薬剤師の存在をアピールするチャンスにもなるはずだよ。

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「アンチ・ドーピングのことは薬剤師に」と頼ってもらえるよう、知識のアップデートもしていかなくちゃ!

※10 TUE申請には診断根拠を客観的に証明する書類(診察所見、検査結果、画像所見など)が必要となるため、OTC薬のTUE申請はできない。
(TUE申請については関連記事:治療に必要な薬がドーピング対象!どうしたらいい?

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「サプリはどうしたらいい!?」
(関連記事:「サプリを飲みたい」とアスリートに言われたら?
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