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医薬分業の将来と薬局薬剤師の生き残り戦略―2

薬局・販売制度企画室長 安川孝志氏インタビュー

2018年06月21日 10:00

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厚生労働省 医薬・生活衛生局総務課
薬局・販売制度企画室長 安川孝志氏

薬剤師の業務は、数十円の価値なのか

―院外処方は院内よりも価格が高く、それに見合ったメリットがあるのかといった意見があります。病院の薬剤師は存在感を増してきた中で、薬局界隈から聞こえてくるのは不正や、患者さんの「病院でも同じこと聞かれたのに面倒くさい」という言葉など、そういったことばかりです。

安川氏:そうですね。2017年の行政事業レビューでもそうでしたが、3年前の規制改革会議でもコストに見合った業務をやっているのかと指摘されました。同じことを言われ続けているのです。もちろん、行政もしっかりと答えが出るように示していきますが、そのためには現場の方々の協力が必要不可欠です。

講演会などで薬剤師に「厚労省は何かやってくれるのですか」と質問される場合があるのですが、それぞれの薬局、薬剤師が考えることです。誰かがやってくれるだろうという意識があるのでしょう。「自分は大丈夫」「何とかなるだろう」、そのような思いがあると、厳しい意見はひっくり返らないし、良い方向に持っていけません。はっきり申し上げると、このタイミングを逃すと、薬局の評価をされる機会はもうないと思います。

今回の診療報酬改定では、対人業務をはじめとして薬剤師がしっかり取り組んだことについて、いろんな評価が結びついています。それを算定のためと考えるのではなくて、「しっかりやらなければいけない」というメッセージだと受け止めて、業務の転換をしてほしいです。

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