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「薬薬連携をもっと密にしたいんやけど」

2018年07月28日 15:41

「薬薬連携をもっと密にしたいんやけど」

協力 ◎ 福井繁雄

このシリーズは

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薬局での外来ケモ対応に関する病院とのやり取り
患者 アイコン.png薬局でのがん患者さんへの対応の2本立てでお届けします。
 

 


byouin ICON.png「薬薬連携をもっと密にしたい」

あれは2008年の秋ごろだったか...。A病院の薬審のFAXをチェックしていると、カプセルの抗がん剤が採用されているのを見つけた。
 A病院は外来化学療法センターを設立するなど、がん治療には以前から熱心に取り組んでいる。点滴などの抗がん剤治療が院内で行われていることは聞いていたが、内服薬を採用し始めたということは...。

僕:「おそらく、まずは院内処方で対応して、そのうち院外に出すつもりなんだろう。00_p10_11_外来ケモ_150.jpg以前からやりたいと思っていた外来ケモの患者対応ができるかもしれないぞ。知識も精神的なタフさも求められるけど、大変なほど燃えちゃうんだよな!」と、ひとり期待に胸を膨らませていた。

病院が内服の抗がん剤を採用し始めてから2か月ほどたったある日、薬剤部長から薬局長宛てに電話がかかってきた。
「薬薬連携をもっと密にしたいと思っているんやけど、相談に乗ってもらえません? まずは、院内症例会に参加していただけませんか?」
 病院薬剤部とは、入退院時の薬の調剤や患者への服薬方法などで連携を取ってきた。改まって密にしたいとは、どういうことだろう。外来ケモへの対応の打診かも?
 いやいや! それよりなにより、院内症例会に参加できるって!?患者さんのことをもっと知ることができるし、服薬指導にも役立つし、勉強になることがたくさんあるはず。わくわくする!

 というわけで、薬局長と、病院との窓口を担当している僕のふたりで、院内症例会に参加した。

初めて参加した症例会。緊張しながら席についたのを覚えている。しかしこれがさらに緊張することになるとは思ってもいなかった...。

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次のページでは、薬局でのがん患者さんへの対応を紹介します。工夫を凝らした薬歴ファイルが、患者指導に役立ちました!

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