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自分以外みな納得...院内症例会で洗礼

2018年08月10日 08:00

自分以外みな納得...院内症例会で洗礼

協力 ◎ 福井繁雄

このシリーズは、

byouin ICON.png薬局での外来ケモ対応に関する病院とのやり取り
患者 アイコン.png薬局でのがん患者さんへの対応の2本立てでお届けします。
 


byouin ICON.png知らないことだらけだった院内症例会

初めて参加した院内症例会。僕は緊張の面持ちで席に座っていた。
テーマは、NSAIDsによるアレルギーを起こした症例。概要が書かれた紙が渡され手元にある。
演者の病棟担当の薬剤師が立ち上がり、既往歴や現病歴の説明が始まった。入院時の所見や投薬、経過が発表され、話がどんどん進んでいく。アレルギーを起こしてから対処して治癒するまでのプロトコール...。なるほど、アナフィラキシーショックが起きたことはわかった。
しかし...

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プリドール静注ってなんだ???サクシゾン静注開始??? 注射剤の名前が分からない...。血液検査の値も意味することが全くつかめない...。でも、周りは納得しながら聞いている!!

 演者の話から、点滴がステロイドだとなんとか察しがついたけれど...。患者の容体はめまぐるしく変わるし、投与される薬はステロイドで、しかも点滴だとは。

 薬局で出すステロイドはほとんど軟膏だし、服薬指導のときに患者さんが嫌がっていないか顔色から判断するようにしている。それを思うと、病院と薬局は違う世界だな...と、話についていけない不安をよそに考えていた。

自分の無知さをまざまざと思い知らされた最初の症例会。薬局にいると自己注射以外の注射剤には触れないし、僕は知らないことが多い。
でも、そんなことではめげていられない。そう、「無知の知」だ!自分を鼓舞して、今も症例会への参加を重ね、帰り道に頭の中で復習して少しずつ知識を増やしている。

 そうするうちに想像力が鍛えられ、最近参加した抗がん剤投与患者の症例会の時には、理解が早まっているのが感じられるまでになった。

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次のページでは、薬局でのがん患者さんへの対応を紹介します。調子が悪くなると薬局に電話をかけてきて、処方薬の頓服やOTCの服薬の相談をしてくれる患者さんがいました。

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