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学校の悪習はどうすれば失くせるのか?

2018年08月20日 11:00

横浜保土ヶ谷中央病院 小児科
小林佳子

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「学校の行き帰りに、飲んじゃダメだって言うんですよ!」

夏の風物詩、母 お怒りの図。

学校の規則
1 水筒に入れてよいのはお茶か水のみ
2 飲めるのは休み時間のみ

冒頭、母が怒っているように、通学時間の水分摂取は禁止事項。喉が乾いたときに、持っている水筒の飲み物を飲めないなんてナンセンスだし、何の罰ゲームなのか。

母の怒りの言葉に、

「お約束で決まっているから、飲んだらいけないんだよ!」

子供たちが大声で諭している。子供たちは素直だ。先生が「ダメ」と言ったら、厳格にそれを守る。例えそれが、とても理不尽で間違ったことであったとしても。

学校や担任の先生によって、子供たちの運命も変わる。

朝食をどうしても食べられない子がいて、学校の先生にお手紙を書いた。暑さの続く間は、中休みに補飲、補食をさせてほしいと。その学校の先生は、すぐに対応をしてくれた。すでに1人、糖尿病のため補食が必要な生徒がいたからかもしれない。

「朝食を食べるべき」と言ったって、食べられない子がいるのが現実。食育をしたり、その子に努力させるのには時間がかかる。問題は、今、どうするか なのだから。

以前、生徒に付き添って来た養護の先生が言っていた。「だから保健室の冷蔵庫の中にOS-1をたくさん準備しておくんです」

頭の固い教師の中で、1人で頑張る養護の先生もいる。校医は何をしているのだろう。

もちろん、学校の対応だけが問題なわけではない。

いまだにクーラーを悪者と考える家庭もあり、夜中はクーラーを止めてしまう。止めなくたって、設定温度が高すぎることも多い。大人はそれでも大丈夫かもしれないが、子供たちは汗だくだ。朝起きたときに、すでに熱中症気味になっている可能性がある。

そこを敏感に察して、病院へ連れて来てもらったり、学校の先生に状態を伝えるなど、親御さんには是非、気をつけてほしいことです。

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