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内服抗がん剤を院外対応する重圧

2018年08月24日 08:00

内服抗がん剤を院外対応する重圧

協力 ◎ 福井繁雄

このシリーズは、

byouin ICON.png薬局での外来ケモ対応に関する病院とのやり取り
患者 アイコン.png薬局でのがん患者さんへの対応の2本立てでお届けします。
 


byouin ICON.png内服抗がん剤を院外で対応する重圧

院内症例会に参加して、無知さを思い知らされた僕。なんとかしなければいけないと思いつつ、日常業務に忙殺されていた。薬剤部長から連携についての打ち合わせを打診されてからすでに3か月が経ち、ミーティングの日がやってきた。

うちの社長と僕の2人で病院へ向かうと、病院薬剤部の上層部が会議室で待ち構えていた。00_p10_11_外来ケモ_150.jpg
席につくと、薬剤部長が開口一番「今日は薬薬連携の強化という話でお越しいただきましたが、外来ケモの患者対応を本格的にお願いしたいと思っています」予想的中!ガッツポーズしたい気持ちと一緒に、背中にドカンと重圧を感じた。

薬剤部長の話では、半年ほど前から内服の抗がん剤の採用を始め、院外処方化への対応を進めてきたとのこと。患者さんの同意を得るのに時間を要していたが、何人かは応じてもらえることになったという。がん患者は、他の疾患に比べて長期にわたってフォローするケースが多い。今までも病院薬剤部と連携はとってきたが、これを機に薬薬連携の態勢も整えよう、という話だ。

外来ケモ患者の本格対応の前に、擦り合わせておく必要がある事柄について話し合おうということになり、議題に上がったのは下記の通り。

01_PT21_p30_31_外来ケモ.jpg

外に出すことに対する病院側の慎重さが伝わってくる話し合いだった。
今後も定期的に会合を持つことになったが、問題は僕の知識が全く追いついていないという明白な事実。これはまずいぞ。本気で勉強しなければ...。

次のページでは、薬局でのがん患者さんへの対応を紹介します。調子が悪くなると薬局に電話をかけてきて、処方薬の頓服やOTCの服薬の相談をしてくれる患者さんがいました。

【福井繁雄氏プロフィール】

薬学部卒業後、透析、CKD、ガン専門の薬局に13年勤務し、現在は在宅医療に関わっている。学生時代から行ってきた家族(特に祖母)のお薬管理を通じて、残薬管理に疑問を持ったことが、在宅医療に関わるようになった理由。これまでの経験を他の薬剤師にも生かしてもらいたいと、全国での研修会を月一回、行っている。自身は、生後3週間でアトピー性皮膚炎を発症し、リバウンドも経験。アトピー罹患者としての講演も行っている。

【研修会】

日本薬剤師研修センター認定の研修を月1回開催しています。
開催スケジュール:日本薬剤師研修センタ0受講シール2単位取得研修会(LIFE HAPPY WELL)

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