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個人輸入の経口中絶薬で多量出血や痙攣

2018年08月27日 15:40

 厚生労働省は5月14日、インターネットを介して個人輸入したインド製の経口妊娠中絶薬により、健康被害を生じた事例があったと発表した。同省では経口妊娠中絶薬については製品を指定し、医師の処方に基づく場合を除いて個人輸入を制限している。今回の事例を受け、あらためて「医療機関を受診せず海外製経口妊娠中絶薬を使用することは大変危険である」と注意喚起している。

安易な個人輸入に注意

 今回、インターネットを介してインド製と表示された経口妊娠中絶薬を個人輸入し服用した20歳代の女性(妊婦)において、多量の出血や痙攣、腹痛の症状が生じ、入院した事例が報告された。厚労省によると、現在同女性は医療機関での処置により軽快し、退院している。

 同女性が服用した経口妊娠中絶薬は、ミフェプリストンとミソプロストールを有効成分とすると表示されていたという。これらの医薬品は、腟からの多量の出血や重大な細菌感染症などを引き起こす恐れがあることが明らかになっており、医師の指示を受けずに使用することは大変危険である。

 厚労省では、このような医薬品を安易に個人輸入して使用することがないよう注意喚起しているが、今回の事例の発生を受け、あらためて注意喚起している。また同省では、ミフェプリストンを含有する経口妊娠中絶薬については、米国、欧州連合、中国、台湾で販売されている製品を個別に指定し、医師の処方に基づくことが地方厚生局で確認できた場合を除き、個人輸入を制限している。今回のインド製薬剤についても、同様に個人輸入制限の指定を行った。

(Medical Tribune Webより転載)

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