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コンドームの包装デザインで性感染予防促す

日本家族計画協会・U-COMがコンテスト

2018年08月28日 14:30

 日本家族計画協会とその若者委員会であるU-COMなどが主催する、コンドームのパッケージデザインコンテストの投票が行われている。性感染症や望まない妊娠の予防策を、若者に普及させる目的で配布されるコンドームのパッケージデザインの最優秀賞作品を応募作品の中から選ぶ。どのデザインが防止に役立つだろうか。

「お互いを守るために必要な対策」

 U-COMの募集するコンドームパッケージデザインに、全国の若年者から39の作品が集まった。デザイン案とともに、デザインのポイントや性感染症および望まない妊娠の防止に対する作者の思いが公式サイトで公開されている。

 デザインの特徴として目立ったのは「男性、女性とも手に取りやすいデザイン」「コンドームはパートナーに対する思いやり」「感染が拡大する性感染症はみんなで気を付ける疾患」であることなどを伝えるもの。性交渉にコンドーム装着を要する男女が、抵抗なく使用できるような趣旨のデザインが多かった。性感染症および望まない妊娠の防止に対して、「予防が最優先」「常に意識すべきこと」「お互いを守るために必要な対策」などとして、コンドーム装着の必要性を明確にアピールしている。

日本では梅毒の届け出が急増

 性感染症および望まない妊娠の防止をアピールするコンドームのパッケージとして最優秀だと思うデザイン画に1票投じることができるのは14~24歳の学生で、日本家族計画協会の公式サイトの応募フォームから今年(2018年)8月31日まで投票できる。最優秀賞に選ばれたデザイン画は、全国の学校での思春期教育や各種イベントなどで日本家族計画協会を通じて配布されるコンドームのパッケージに採用される。

 性感染症のうち梅毒は2013年から国内の患者届け出数が急増し、今年1~3月には1,407人と昨年同時期の1,192人を上回るペースで増加している。そのため、日本性感染症学会は「梅毒診療ガイド」を作成し、医療従事者などに注意を呼びかけている。

 成長に伴う心身の変化、性交、望まない妊娠の防止を含む性教育について、親たちや医師を含む専門家らが講座を開設するケースがある。その背景には、インターネットを介して子供がアダルト情報に接する機会が増えたことから、より早い時期に性教育を実施した方がよいとする向きがあるようだ。小学6年生とその親を対象に、発達に合わせた性の講座を実施しているのは岐阜県各務原市の市民団体「お母さんたちの『いのちの授業』ここいく」。エッセイストの小島慶子氏は、自身の子供が2歳のとき、入浴中に問われた体に関する質問に自然と答える形で性教育を行っていたという。

 Medical Tribuneウェブの医師会員を対象としたワンクリックアンケートでは、性教育の開始時期として望ましいのは「小学生」が最も多く、次いで「中学生」であった。

(Medical Tribune Webより転載)

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