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シリーズ◆医薬分業は限界なのか!?

薬局・薬剤師の意義を考える

2018年11月01日 10:15

シリーズ◆医薬分業は限界なのか!?

 

 医薬分業は定着したのではなかったか。今、これが連載テーマになりうることが不思議だが、実際には厚労省厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会という公的な場の配布資料に、「処方箋受取率が70%を超えて医薬分業が進展する一方で、患者が医薬分業の利益を実感できていないとの指摘がある」という一節がある。これを踏まえて日本医師会の中川俊男氏は、「医薬分業を進めたことが本当によかったのかどうか、そういう議論をすべき」「医薬分業はそろそろ限界、弊害の方が目立ってきているのではないか」と、かねての持論を展開した。

 一方、COMLの山口育子氏は「医薬分業がもう意味がないとまでは言いませんが、かなり瀬戸際にきているのではないかと私も感じています」と一部同調。薬の一元管理自体、患者に理解されていない点、「処方箋にもそろそろ病名を入れるといったことも、きちんと医薬分業を進めていくのであれば、議論の中に入れていく必要がある」点なども合わせて主張したのである。

 私たちは、これが2018年時点の医薬分業の真実である点をしっかり理解し、これまでの薬剤師の取り組みに一体何が欠けていたのか、今後はどういう方向を目指すべきかを明らかにしていきたい。

 このシリーズでは、薬剤師、医師、患者、行政など各ステークホルダーにインタビューを行い、これからの医薬分業の在り方を考えていく。

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