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医療経済の嘘―病人は病院で作られる

【Culture Review】書籍クイズ

2018年11月22日 10:40

「病人は病院で作られる」。刺激的な副題を掲げる本書の著者は、財政破綻が医療崩壊を招いた夕張に赴き、夕張市立診療所に勤務した経験をもつ医師である。彼は、病院が閉鎖された夕張において、高齢者の医療費が減少する一方、死亡率は横ばいで健康被害も出ていない点に気づいて興奮する。しかし、この発見を医療経済の専門家に話したところ、「それは当たり前だ」とあっさり言われたという。著者も知らなかった医療経済の常識とは何なのか。本書に引用されたデータから作成したクイズで確認してみよう。

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森田洋之著、新書版、224ページ、定価800円+税、ポプラ新書、2018年6月刊

Q1.まず、1人当たりの入院医療費について。正しいものはどれか。

(1)1人当たり約13万円で、都道府県による大きな差はない
(2)高齢化率の高い秋田県や島根県で高く、高齢化率の低い沖縄県や東京都では低い
(3)高知県や鹿児島県で高く、埼玉県、神奈川県で低い

Q2.こうした都道府県別の医療データからはさまざまな発見がある。例えば胃ろう。胃ろう患者について目立つのはどの結果か。

(1)沖縄県では、全国平均の3倍以上の胃ろうが行われている
(2)東京など、高度医療機関の多い都道府県に胃ろうの患者は多い
(3)胃ろうの造設は、西日本に比べて東日本で多く行われている

Q3.今度はMRIの撮影件数である。以下で正しいのはどの結果か。

(1)奈良県で多く、東京都で少ない
(2)北海道で多く、岩手県で少ない
(3)MRIに関しては地域差は小さい

Q4.では、このような大きな地域差は何を意味するのだろうか。以下から、1人当たりの入院医療費と高い相関を示すものを選べ。

(1)都道府県別平均寿命
(2)都道府県別健康寿命
(3)都道府県別人口10万人当たりの病床数

Q5.1人あたり病床数を他の先進国と比較すると、何が言えるか?

(1)日本ほど病床数の多い先進国はない
(2)神奈川県や埼玉県ほど病床数の少ない先進国はない
(3)欧州諸国は日本と同程度で、米国は日本より少ない

▼▽解答はこちら▽▼

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