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12月1日~17日に各メディアで配信された健康情報のうち、「コレは押さえておきたい!」と考えたものを、独断と偏見でリストアップします。患者さんからの突然の質問に困らないよう、情報収集の一手として役立てていただけると幸いです。

風疹予防接種、なぜ男性が無料?(Q&A)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38799100R11C18A2CR8000/

【日本経済新聞 12月11日】

風疹の流行を受けて、これまでに接種機会のなかった39~56歳の男性を対象に、抗体検査とワクチン接種が無料化されることが決まりました。しかし、この世代は忙しく、病院へ行く時間がなかなか取れないという人も少なくありません。費用と時間の問題から接種率向上の呼びかけを考えていく必要があります。


(参考)

◆風疹患者増加 大阪で妊婦が感染(12月13日 NHK関西)
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20181213/0010660.html

女子高校駅伝、一部強豪校が鉄剤注射・・・「体に悪い」警告後も

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20181210-OYTET50032/

【読売online 12月10日】

鉄剤の注射薬は、本来は鉄欠乏性貧血の治療に用います。鉄欠乏状態にない人に使用すると、鉄の過剰状態を招いて肝臓や心臓、脾臓、甲状腺、神経系など様々な臓器に障害を起こす恐れがあり、添付文書でも禁忌に指定されています。鉄剤は、WADA(世界アンチ・ドーピング機構)の指定する禁止薬物ではありませんが、ドーピング目的の不適切な使用には薬剤師として注意しなければなりません。


(参考)

◆日本陸上連盟「アスリートの貧血対策:過剰な鉄分は身体に害です」
https://www.jaaf.or.jp/wp/wp-content/uploads/2016/06/46c0f173e550999d7b2c29d8d9c912b9.pdf

◆WADA 世界アンチ・ドーピング規程「禁止表国際基準」2019年版(2019年1月1日から有効)
https://www.playtruejapan.org/topics/entry_img/2019_TPL.pdf

※2018年の禁止表は、2018年12月31日が有効期限。

人間の健康のために力を尽くす悪魔のメッセージ「日本の医療は危機に瀕しているぞ」

https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/jouzunakakarikata-demonkakka

【BuzzFeedNews 12月17日】

医師の働き過ぎや自殺が問題となっている日本の医療において、「医療機関のかかり方」を考え直す問題提起が国民に対して行われています。記事内では、普段の生活や職業・病歴を知るかかりつけ医を持つことの便利さが述べられていますが、これは薬剤師でも言えることです。OTCでの対応も含め、薬剤師をうまく活用すれば国民にとっては便利で、医師の負担も減らせることをもっと示していく必要があります。

     

【コラムコンセプト】
TV・新聞・週刊誌・インターネット......毎日さまざまなメディアから大量の健康情報が配信されます。それを見た患者さんが「こんな情報を見たけれど、私の治療って大丈夫?」と聞いてきたらどうしますか?医療や薬に関する情報は、命に関わるもの。正確さ、専門性が求められます。薬剤師は薬の専門家として、患者さんの持ち込んだ情報が適切かどうかを判断し、対応しなければなりません。このコラムでは毎月、世間を賑わした健康情報をリストアップし、必要に応じて解説します。患者さんからの突然の質問に困らないよう、情報収集の一手として役立てて頂ければ幸いです。

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【児島 悠史氏 プロフィール】
京都薬科大学大学院修了後、薬局薬剤師として活動。「誤解や偏見によって生まれる悲劇を、正しい情報提供と教育によって防ぎたい」という理念のもと、日々の服薬指導のほか、Webサイト「お薬Q&A~Fizz Drug Information」を運営。医学論文などを情報源とした信頼性のある医療情報や、国民の情報リテラシー向上を目的とする記事を配信。近著は、「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100」。

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