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服薬指導にエンターテインメント性を!

2019年01月15日 11:35

服薬指導にエンターテインメント性を!

一般社団法人メディホープかながわ 久保幸太郎

◎この記事のポイント

  • 服薬指導など、薬剤師は患者さんに話を聞いてもらう必要がある
  • その際、豆知識やエンターテインメント性を持たせると、患者さんに喜んでもらいやすい
  • 結果として、薬剤師の存在意義を伝えることにつながる

 今年もかぜのシーズンが到来しました。たくさんの患者さんが来局されるため、薬剤師は大忙しです。待合室の患者さんを見ていると、熱があり、体もだるそうな様子です。

 病院で散々待たされた揚げ句、薬局でもまた待たされて、患者さんのイライラはピークに。

「薬剤師なんて先生の処方通りに薬を詰めるだけだろ!」、「薬を集めるのにいったいどれだけ待たせるんだ!」と、何回怒鳴られたことか……。

 しかし、嘆いてばかりもいられません。なんとかして患者さんに話を聞いてもらわねば! そこで僕が始めたのが、服薬指導に豆知識を交えることと、エンターテインメント性を持たせることです。

 例えば、かぜをひきやすい子供を持つお母さんには、「お子さんが寝ているときに咳をすると、枕にウイルスが付着します。せっかく治りかけても、枕についたウイルスをまた吸い込んでしまいます。そうならないように、枕にタオルなどを引いて、こまめに取り換えるといいですよ」と伝えたりします。

 また、同じ処方が続き、服薬指導に飽き飽きしている患者さんもいます。脂質異常症の患者さんなら、動脈硬化を説明する際に輪ゴムを血管に見立てて、虚血性心疾患やくも膜下出血などのリスクを説明しています。

 薬剤師不要論が唱えられている中、薬剤師が生き残るには患者さんにその価値を分かりやすく伝え、納得させる必要があると考えます。そのためには、服薬指導において薬の作用や使い方などはもちろん、患者さんの症状に合った「なるほど」「役に立った」と喜んでもらえるような、治療に役立つ豆知識を伝えたり、小道具を使ってエンターテインメント性を持たせてみてはいかがでしょうか

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