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近年、抗菌薬耐性は世界的に大きな問題となっている。米・Harvard T. H. Chan School of Public HealthのScott W. Olesen氏らは、米国の薬剤処方データベースを用いて抗菌薬の使用状況と薬剤耐性の関連を検証。その結果、抗菌薬を1年間に1回しか処方されない人たちによる使用が大部分を占めており、薬剤耐性の増大にはこの多人数による少量・低頻度の使用が少人数による反復使用よりも強く関連していたとeLife(2018; 7: e39435)に発表した。
◎この記事のポイント
- 特定地域での特定薬剤の高頻度使用で耐性増大
- 3割程度の反復使用者より年1回使用者が耐性に関連
- 使用量より使用人数が問題になる可能性