新規登録

薬剤師必読!最新論文解説/ω-3をめぐる複雑怪奇な状況を考察

ω-3は動脈硬化に有効か無効か ②REDUCE-ITとVITAL試験

2019年02月13日 11:30

北里研究所病院 糖尿病センター長 山田 悟

研究の背景:ω-3多価不飽和脂肪酸の動脈硬化性疾患予防効果は否定的という流れ

 前回取り上げたASCEND試験(N Engl J Med 2018;379:1540-1550、関連記事「"ω-3は無効"を裏付ける結果か」)や2018年初頭に発表されたランダム比較試験(RCT)のメタ解析(JAMA Cardiol 2018;3:225-234)の結果から、n-3系(ω-3)多価不飽和脂肪酸の動脈硬化性疾患予防効果については否定的というのが世界的な流れである。

 そんな中、2019年最初のN Engl J Medに取り上げられた2本の試験は、相反する結果となり、1本は予防効果を示し(REDUCE-IT※1N Engl J Med 2019;380:11-22)、もう1本は予防効果を示さなかった(VITAL※2; N Engl J Med 2019;380:23-32)。今回はこの両試験を取り上げ、この複雑怪奇な状況を考察してみたい。

◎この記事のポイント

  • 世界にはω-3多価不飽和脂肪酸の動脈硬化性疾患予防効果は否定的、という流れがある
  • 2019年最初のN Engl J Medに取り上げられた2本の試験のうち、1本は予防効果を示し(REDUCE)、もう1本は予防効果を示さなかった(VITAL)
  • REDUCE-IT試験では、再発予防もしくは再発予防同等リスク者が対象。主要エンドポイント、3ポイント主要心血管イベントとも有意に低下
  • VITAL試験のポイント1:初発予防者が対象。3ポイント主要心血管イベントに有意差なし
  • 明暗を分けた要因は投与量かプラセボの内容か・・・

ファーマトリビューンウェブに登録すると記事全文を無料でお読みいただけます。

はじめての方

今すぐ登録(完全無料)

会員の方はこちら

ログイン
トップに戻る