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新たな目標はホームファーマシスト!

2019年03月04日 20:41

つぼみ薬局居宅介護支援事業所(広島市安佐南区) 
角山 美穂

 在宅患者さんのお役に立ちたくて、在宅専門薬局を立ち上げたのが2009年11月。1人薬剤師 兼 ケアマネとして、24時間体制で頑張っています!

【PharmaTribune2014年6月号掲載】

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 赤いバラは、ご近所の患者さんがご自宅の庭先から摘んで持ってきてくださったものです。この方は、お花が終わりそうな頃には次のお花を...と、いつも薬局を彩ってくださいます。左の額に入った写真は、医療事務さんの歓迎会の際にお店からサプライズでいただいた写真。右の緑だるま様は、「先生に似ているから」と"薬局にただおしゃべりに来る方第2号"さんからの戴き物です(笑)。

初めての患者さんにいきなり在宅から介入は難しい

 開局した当初に目指したのは在宅に特化する薬剤師で、関わる患者さんはがん末期など終末期の方。ケアマネとしても関わり、ケアプランを作成して在宅生活の要となって全ての介護サービス事業者との連携を行い、麻薬等の医薬品の調整も行う薬剤師...でした。

 ところが、このスタンスで高次脳機能障害の独居女性や、ご夫婦ともに認知症の老老介護のご家庭を経験して「インフォーマルな社会資源(家族親戚、友人、近隣住民の支援やボランティア)の少ないケースでは、私1人で抱え込まないといけないことが多過ぎる!!!」ということを痛感しました。

 在宅生活の困難なケースほど、関わる事業者は多い方が充実したサービスが提供できると現在は実感しています。

 当初は在宅専門薬局を目指して開局しましたが、「いきなり在宅専門としての介入はあり得ないのかな、かかりつけ薬局から在宅へと移行することによって、患者さんの不安感を軽減し、ご家族の安心感が得られるのでは...…」そう感じ、今はホームファーマシストを目指しています。

 たまたま縁あってうちに来てくださる近所の患者さん、その配偶者の方、同居のお嫁さん、そのお子さん、その方の友人...と繋がっていく関わり作りが今の目標です。「あそこに相談に行ってみんさい、親切に教えてくれてよ」という口コミの広がりを嬉しく思っています。地域柄、高齢者が多く、2世帯・3世帯住宅も多いということも大きな要因でしょうか。

 なので、現在の私の目指す薬剤師像は平たく言えば"街角相談薬局のおせっかいなおばちゃん"です(笑)。ただし、気をつけないといけないのが個人情報の保護です。ときに「〜さんはどこが悪いん?」なんて聞いて行かれる方がいますから...(^^;。

医療事務パートを新規採用!

 さて近況ですが、医療事務パートを新規採用しました。はじめの1週間は開局当初から勤務している医療事務さんによる指導のために13時〜18時で勤務していただき、翌週からは9時〜14時で来ていただくようになり、医療事務2名となりました。

 近隣の方の来局が増え、この1年間、薬剤師の求人を出していますが叶わないのです。午前中の1人体制で、患者さんにお待ちいただく時間が申し訳なく思っていました。また、患者さんへの対応中だと電話が鳴っても出られないこともある……という状況の解消になればよいと思い、経営的にも税理士さんからGoをいただいての決断でした。

 そんな中、「どなたかこの状況を見ていたのですか?」と言いたくなる程タイミング良く、ケアマネの新規依頼が立て続けに3件ありました。

  • ・腰椎圧迫骨折後の要介護4の93歳男性(友人の紹介)
  • ・認知症の要介護2の80歳の女性(ケアマネとして担当しているご主人からの依頼)
  • ・肺がん末期の要介護2の83歳の男性(主治医からの依頼)


 肺がん末期の方をご紹介くださった医師の勤務先はもともと院内処方です。この医師には、過去に、薬剤師の立場から認知症独居の方の処方変更を提案させていただいたことがあるので、終末期の疼痛管理を見越しての依頼と理解しています。急に依頼が増えて大変ですが頑張ります。

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