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患者さんの「困った」を解決!薬局という商売の楽しさを実感

2019年03月25日 10:00

患者さんの「困った」を解決!薬局という商売の楽しさを実感

 在宅患者さんのお役に立ちたくて、在宅専門薬局を立ち上げたのが2009年11月。1人薬剤師 兼 ケアマネとして奔走し、在宅活動を通して地域のさまざまな人との繋がりを作ってきました。現在は「街角相談薬局」という立ち位置で頑張っています!

※在宅専門薬局としての活動記はコチラ【まだまだつぼみだけど・・・

つぼみ薬局 角山美穂

 

 

 新年早々、薬局にいらした患者さん(Aさん)から、面白いお問い合わせをいただきました。

 Aさんは80代の女性。5年前には、当時悪性リンパ腫だった亡夫のケアマネジャーをさせていただいていました。現在は独居で近所にお住いの方です。

Aさん:昔、開腹手術をした後、傷口に布団が当たると痛いからって、入院中に出してもらったものを探しているの。トンネルみたいになるアーチ型のがあったでしょう

私:??? 何でそのような物がご入用なんですか?

Aさん:布団が重くて夜、何度も目が覚めるんよ

 

 そこへ良いタイミングで知り合いの看護師さんが来局されました。聞かない手はないと、女性と一緒に質問すると、

 看護師:あ~、昔あったね~。難しい漢字の「り」から始まる……何だったっけな~

 私:インターネットで調べてみますね。……「離被架」ですか?

 看護師:そうそう、でもこの頃は病院には置いてないよ~、全然見ないもの。今でも売っとるんかね?

 その場で医薬品卸に問い合わせてみました。何と、取り扱いがあるとのこと!!!

 私:注文しますか?

 Aさん:お願い

 看護師:お布団が浮くから寒いですよ。それにしても、ここの薬局はよろず相談所じゃね~。ここに来れば何とかなると思っとってんじゃね

 私:街角相談薬局のつもりが、よろず相談所!それって死語でしょう(笑)せめてよろず相談薬局って言って下さい!

 2日後、ご注文いただいた『離被架』が届くと、想像以上に大きくて、80代の女性が家までどうやって持って帰る?という代物…。もちろんおせっかいな私は、ご自宅までお届けしてきました。「これからここで薬をもらっても良いかね?」と、つぼみ信者が一人増えたエピソードです。

 開局当初の10年前には、1日中どなたも来局されないのが当たり前でした。しかしこの頃は、私の在局している午前中には処方箋を持参される方、市販薬を購入される方、健康相談にみえる方、世間話をしに来る方、……時に今回の事例のような、通常の薬局では商品を取りそろえていないようなものを購入される方もおられ、薬局というお店の面白さを改めて噛みしめています。

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【コラムコンセプト】

ケアマネとしても薬剤師としても在宅活動を長く続けてきた筆者が、地域包括ケアの中でどのように薬剤師として貢献していくか、日々のエピソードとともに綴っていきます。

【角山美穂 プロフィール】

2009年11月、「在宅専門薬局」と言う想いでつぼみ薬局を開局。当初は、併設した「つぼみ薬局居宅介護支援事業所」の介護支援専門員として居宅を訪問したり、「つぼみ薬局」の訪問薬剤師として活動。現在は「街角相談薬局」という立ち位置で活動中。

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